アスペルガー症候群の見分け方と5つの特徴

五感のどれかの部分が過敏である

視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚のいずれかの感覚が過敏で、ある一定以上の刺激を与えられると耐えられない、または不快に思う。

 

社会的コミュニケーションの欠如

 

・本音と建前が理解できない
相手の状況や立場などに応じて人は本音と建前を使い分けているが、アスペルガー症候群の人はそれがわからない。その為、冗談で言ったことを真に受けたり、社交辞令を本気で捉えていたりする。

・裏と表の使い分けが出来ない分ある意味正直な人とも言えるが、社会人になると摩擦の多い環境であればあるほど辛い経験をする事が多いでしょう。

 

・言ってはいけない事をいってしまう

人の言葉を鵜呑みにするのと同様に言ってはいけない事を言ってしまったりします。

例えば「絶対言わないでね」と念を押さないとうっかり話してしまったり。うっかりというより思ったことをそのままストレートに伝えてるだけに周りからすればたちが悪く、この人には重要な事は言えない…となってしまう。

こんなことが続くと職場の人間関係などに亀裂が入り兼ねない。

 

 

アスペルガー症候群の人の中には
元々は友達も沢山いて客観的にみて活発であった方の中に孤立を徐々に深めていくといった流れの方もいます。(とはいっても活発なのは小学校、中学校辺りまで)

 

なぜ、このような流れになるのか?

 

自分で人間関係の中で違和感に気付き孤立を自ら選択する

 

自分が発した言葉で話の流れを止めてしまったりと微妙な空気にさせてしまう。・相手が自分で思ったような反応が返ってこない

・自分を出せば出すほど空回りする

場にそぐわない事を言ってしまい相手から微妙な応答をされる場面が多い

・人との付き合いの中で上手くいかないと感じるようになる

・相手に何かをすると思った反応が返ってこない(相手の反応によって気付く)


 

失敗してるということに気付き、失敗したくないという気持ちから自分をさらけ出すことを自制するようになる。

 

自分を出すと妙な空気感が出てしまう

 

結果、調子に乗って自分を出すと周りが妙な空気になることはアスペルガー症候群の人も感じる。

 

失敗したくない、どうするか?

…自分を出さないようにしよう。

といった流れで

 

徐々に孤立を自ら深めていく、言い方を変えると孤立することを学んでくる。

 

なぜアスペルガーは社会人になってから発症するのか?

 

社会人になると今までと違った大人のコミュニケーションが必要になってきます。つまり、相手の話を理解しそれに対しての返事が必要になってきます。

 

アスペルガー症候群が子供の頃に気付かない理由

 

・周りに寛容な人が多かった
・子供だからと大目に見てもらえていた
・勉強が出来たり運動が出来てれば特に問題視されない環境
親の管理下にあるのである程度カバーされていたり表面に出てこない場合も多い
・学生時代は勉強や運動が主であり、社会的コミュニケーションというのは重要視されていない。

 

普通の学生でも、社会人になると今までとは違ったコミュニケーションを取らければならず、多少なりともストレスを感じるものであるが、自らが成長することで環境に慣れていく。

 

アスペルガー症候群の人は学生時代から社会人になってからのコミュニケーションの切り替えが上手く出来ない。

 

アスペルガー症候群の特徴である思ったことを全て話してしまう」というのは社会生活を行う上でマイナスである場合が多く、周りとスムーズにコミュニケーションをとることが難しくなる。

 

さらに場の空気を読む事が出来ない為、一回一回自分が絡むと流れを止めてしまう為、自ら積極的に交流する事を諦めるといった経緯をたどる。

 

というのも、社会人になると人間関係がより複雑になることがあげれる。学生時代は友達・先生・親が人間関係のほとんどで、その他はコミュニケーション取れなくてもそれほど問題はない。

スポンサーリンク

 

しかし、社会人になると、上司、同僚、取引先、異性の同僚、他部署の人、顧客などそれぞれ立場が違う人達と円滑なコミュニケーションを必要とされる。

 

普通の人のコミュニケーション方法

 

それぞれの相手の立場や状況に合わせてコミュニケーション方法や対応を使い分けるが

アスペルガー症候群の人はここを最も苦手とする。

 

アスペルガー症候群の人が能力を発揮しやすい環境とは

・人間関係が複雑でないことが重要で、またそれによって振り回されない環境
・アスペルガー症候群に対しての会社の取り組みがある
・アスペルガー症候群に対して周りの理解がある
・1人で集中出来る仕事

アスペルガー症候群の人は一つの事に集中すると期待以上の成果をあげる事も少なくない。

 

こんな環境や人間関係は避けるべき

人間関係も短気で気性の荒い人達ばかりの環境や変化が目まぐるしくスピードを要求される仕事ではなかなか芽が出ないばかりでなく
本人もつらくなってくるでしょう。

 

あれもこれもやらせるのではなく一点集中型の仕事に向いている。

 

アスペルガー症候群には2通りのタイプがいる

元々、人付き合いが苦手で子供の頃から孤立しているタイプと
積極的にみんなと関わりあう活発なタイプの2種類いる

 

活発なタイプはみんなと一緒に盛り上がりたい気持ちがあります。

しかし、自分もはしゃぐと周りとズレていってしまいます。

それが相手の微妙な反応によって気付くようになる。

 

相手が微妙な反応をみせる理由

 

周りが盛り上がっている部分とアスペルガー症候群の人の盛り上がる部分が似て非なるもの。捉え方や見ている場所が違うので盛り上がるはずもない。

 

なぜ、捉え方が普通の人と違うのか?

 

アスペルガー症候群の人はコミュニケーション能力の成長は小学校時代で止まっている。
一緒に笑っていても見ている場所が違うのだから最終的に噛み合わなくなる

 

アスペルガー症候群の特徴

 

・場の空気を読む事が出来ない為集団の中では浮きやすい

ドラマなどの表面的なあらすじは把握出来るが情緒的な理解は難し

 

・同じ事を何度も話してしまう。
長く話すと自分でどこまで話したか、話そうとしたかが分からなくなってしまう。

 

・一対一の対話ならなんとかなるが、それが複数人になるとワケわからなくなるし、疲れる。

 

・職場とは関係ない知人・友人に前置きなしに突然ディープな職場の内容を話し始めてしまう

 

・社交辞令で「ご飯行こう」など言われたことを真に受けていつまでも待ってしまう。

 

・ひとつの事に異常なこだわりを見せる

 

・人の頼みを断れない(なんの頼み事でも良いよ)引き受けてしまい、後で困る…心の中では断りたい

 

・何時迄に終わらせないといけない作業をしてたとすると、横から話しかけられたり、違う用を頼まれたりするとパニックに陥ってしまい、何から手をつけて良いのか分からなくなってしまう。結果、重要な作業を終わらせる事が出来なかったりする。

 

・言葉のチョイスが上手くいかない。

 

あまりにも上からモノを言ったり横柄だったりして人間関係が円滑にいかない

 

・元々あったルールが変更されるとイライラする

 

・いつもと同じ作業が場所が変わると途端に出来なくなる

 

・食事の好みで凄く偏る

 

・自由にして良いよと言われても何して良いのかわからない。

 

 

アスペルガーの症状の比較的軽めの人でもこれと似たような傾向がある

 

もしかして、私はアスペルガー症候群かもしれない?と思ったら、あれこれ悩まずに医者の診断に任せた方が良い。

 

医師の診断によって、安心出来る場合が多い。それは普通の人と同じように出来ないことを比べて悩んでる場合が多いからだ。

 

障害があることを気にするよりもあなたが、どのように生きていくか?の方がはるかに大事です。そして、自分の向いてる職場、環境を手に入れれば充実した人生を歩む事が出来るでしょう。

 

障害があることを自覚することであらためて自分と冷静に向き合い、職場、職種、人間関係など向き、不向きなど適正がわかることでしょう。