カテゴリー:仕事・副業
軽貨物系ギグワークを始める人が殺到している理由

コロナ渦にあって人気が出てきているのが、ウーバーイーツやハコベル、ピックゴー、Amazonフレックスなどのアプリで配送する仕事である。

 

現在はというと供給過多の傾向が見られる。それはコロナ禍以前と比べて収入が半減した、仕事が取りづらくなったという声が多いからです。

 

コロナによって業種を変更せざろえない人々が流れてきたことも要因です。ギグワーク系の運送業は参入障壁が低いのが特徴で沢山は稼げなくても食べていくぶんには問題ない収入は稼げるからでしょう。

 

特に資格は必要なく、運転免許と黒ナンバーさえあれば仕事をすることが出来ます。


特に飲食店を代表とする、いわゆる来店系の商売は苦境に立たされています。客は来て欲しいが密になるのも困るといった相反する悩みが出てきたからである。以前のように繁盛することだけを考えるわけにはいかなくなり、撤退するしかない状況に追い込まれた人は非常に多いと言われています。

 

特に飲食店は元々薄利な商売ですから、毎月ギリギリで経営する人が多く、充分な資金があるわけではありません。しかも今回のコロナのように集客に全力投球出来ない世の中になっていますのでどうしたら良いのか分からなくなってしまった経営者が多いです。

 

この状態での経営は資金繰りはもちろん精神的にも圧迫します。どっかから融資してもらって経営を継続する事も出来るには出来ますが、いつ収束するか分からないコロナに予想を立てるのは不可能です。

 

継続が可能な場合も融資とはいっても結局のところ借金なので返済していかなくてはなりません。長く続ければ続けるほど借金は膨れ上がり再起も難しくなるのが現状です。

 

他にもリストラされたり、以前のように稼げなくなった、仕事が回ってこなくなったなど業種によって差があるもののコロナで職を失った人が多くいます。

 

そういった方々が特別なスキルを必要とせず、早めに仕事を始める事が出来るギグワーク系の軽貨物に人気が集まるのも不思議ではないです。この配送マッチングアプリのもうひとつの魅力が給料サイクルが早い特徴があります。

 

仕事をした翌週には入金されるところが多いです。軽貨物でも業務委託ですと2ヶ月後、3ヶ月後の給料の入金が普通と言われていますから、ギグワーク系の軽貨物が非常に即金性が高いことがわかります。

 

このギグワーク系の配送の給料形態は時給換算のところが主流で平均すると1800~2000円が相場になってきます。(地域によって若干違いがあります)

 

今月の支払いが間に合わない、来月食べていけるかどうか。。

とにかく生きていくためにすぐにお金が必要だ!

といった方には非常に助かるシステムということは間違いありません。

 

別業種に即金性の高い業務形態はあるにはありますが、日給にすると7000から8000円のところも多いです。こういったところは中抜き業者が入ってますので実際の手取りは少なくなってしまう特徴があります。

 

こういった薄給で働き続ければなかなかまとまった貯金は出来ません。日雇い労働になりますから出勤日数も不安定です。こういった人達が2000円前後で寝泊まり出来るネットカフェに流れてくるのも不思議ではないです。

 

軽貨物系ギグワークのメリット

 

・参入障壁が低い

面接無しでwebで完結出来る。
審査が通ればすぐに仕事ができる。

 

・即金性が高い

週単位の支払いサイクルが多い
(会社により違いがありますが、早いところがほとんど)

 

・比較的高単価

時給が1800円から2000円が相場なので生活を立て直すには申し分がない報酬である

 

・複雑な人間関係がほとんどない

コロナ禍で生活の為に参入しているので精神的に疲弊している場合も多いです。なので煩わしい人間関係やただ疲れるだけの付き合いはごめん被りたい。。とにかく余計な事を考えず稼ぐことに集中したい。

 

そういった方にはさらにギグワーク系に魅力を感じると思います。

 

ギグワーク系軽貨物のデメリット

 

参入障壁は低いですが、まったくないわけではありません。

 

黒ナンバー(事業者登録)と軽貨物(軽バン)の車が必要になります。

また、事業者用の任意保険が必要になります。

 

黒ナンバー用の任意保険は普通の任意保険に比べるとかなり割高です。今まで乗用車に乗っていた任意保険の等級は引き継ぎが出来ないので、初年度は特に高くなってしまいます。

 

数年軽貨物を継続し、保険を使うような事故を起こさなければ保険料は下がってきますので、軽貨物事業者なら必ず必要なものですのでこれも必須です。

 

軽貨物を使用した事業を営むなら

・事業者用の黒ナンバー
・事業用の任意保険
・軽貨物の車

 

この中でも一番高いのが軽貨物の車になるでしょう。

 

軽貨物の車両も状態によってピンキリです。100万円を超えるものから30万程度で購入出来るものなど様々です。

 

事業者用の任意保険は一括払いだとトータル的には安くなりますが、初回の等級だと13万~15万しますので月払いだと1万3千円前後程度で契約出来ます。

 

車両代30万~100万
任意保険14万程度(月1万3千円)
黒ナンバー申請(2千円程度)

 

黒ナンバー申請はナンバー取得費用で1500円、印鑑証明代で大体500円なのでおおよそ2000円程度掛かると思っておきましょう。

車を購入して開業すると

 

軽貨物車両(30万)

任意保険料(1万3千円)

黒ナンバー取得費用(2千円)

 

軽貨物車を現在持っていない
これから格安で購入する場合、
最低でも32万程度必要になります。

 

車をもっと良いコンディションで購入したいと考えた場合は
50~70万位は準備しておく必要があります。

 

新車、新古車、中古車色々ありますので自身の状況に合わせた車を選択すれば良いでしょう。
特に資金があまりない場合は、格安車を調達する事も考えておきましょう。

 

初めは新車は考えない方が良い

 

普段から車を良く使い、仕事で使う軽貨物で買い物に行ったり遊びに行ったりすることを考えているならば新車でも良いかもしれません。

 

しかし、実際に仕事してみないと自分にが続けられるかどうかも分かりませんので、あまり大金を最初から使うのは得策ではありません。

 

自分に合わないと感じたり、思ったよりも配れなかったり、稼げなかったり、キツイと感じて辞めたくなった時にめんどくさい事になりがちです

 

新車などはこれなら続けられるなと感じる半年、1年後に考えても全然遅くありません。特に軽貨物の仕事は半年にならない間に辞めたくなる事が多いからです。

 

思っているよりもキツイし稼げない軽貨物

 

それなりの経験を積んで、度重なる試行錯誤の末にスキルが身に付き稼げるようになります。
ほとんどの人の稼げるようになる推移はこのパターンです。

 

※稀に最初から配れる人もいますが、人並み外れた体力に恵まれていたり、要領がよかったり、記憶力に優れていたりなど配達するのに有利な能力がある場合があります。

 

自分がどの程度出来るのかなんて実際にやってみないと分からないですし、あまりにも高い目標は最初のうちは特に現実とのギャップにメンタルが崩壊します。

 

他者と比較するのではなく初日の自分と2日目の自分、1ヶ月後の自分など自分と比較することで成長がわかるので、1歩1歩向上していけば問題ありません。

 

夏は暑いし冬は寒い、雨の日も辛い

 

夏は暑いのは当たり前のように感じますが、暑さの体感は人によって違います。

 

普段生活している時よりも、配達時は数段暑く感じるのが普通です。時間指定など多少のプレッシャーはありますし、肉体労働ですので汗も沢山かきます。

 

また、配達時よりも車の中が非常に暑いです。クーラーをかける事も出来ますが、外気との気温差で体調が悪くなることもあります。宅配は特に近場で乗ったり降りたりが激しいのであまり効果がないでしょう。

 

中、長距離のスポット便などはこの限りではありません。逆に長い時間、暑い中運転してると熱中症になる恐れがあるので猛暑日はクーラーをつけた方が良いです。

 

また、夏にクーラーを付けて配達しているとガソリンの消耗が激しいです。他の季節よりも夏は経費がかさむ傾向があります。

 

冬も寒くて辛いですが、重ね着することで調節すればなんとかなります。また、動いているうちに体が暖まります。

 

雨の日もキツイですね。荷物が濡れる事もありますし、視界が狭くて見えにくいです。渋滞も起きやすいですしね。色々と気を使わないといけない場面が多いです。

 

 

ギグワークがうまくいく人の特徴

自由に仕事がしたい、会社に拘束されてるだけの人生なんて嫌だ。

もっとやりがいのある仕事がしたい。

 

やりたい仕事がある。会社の歯車で一生終えるのはまっぴらだ。

自分の可能性を試したい。もっと収入がほしい。

 

このように感じてギグワークにを選択する人が急増しているそうです。

 

収入も上がり自由に仕事ができるようになって成功する人がいる一方、

会社員の時のほうが良かったと公開している人も多くいるようです。

ギグワークが成功する人と失敗する人はどこが大きく違うのか?

 

それではまず失敗する人の特徴から挙げていこう

 

・最初から安定を求め過ぎている

 

ギグワークも経験が必要です。最初から仕事を詰め込みすぎて、サラリーマン時代よりもお金と時間に余裕が生まれないことで挫折してしまう。

 

・過度な期待感を持ちすぎている

 

ギグワークは自分がやりたいときに好きな仕事が出来る魅力的な働き方ですが、あれもこれも求めてしまうと精神的、肉体的にパンクしてしまいます。

 

・客観的思考やバランス感覚に欠けている

 

ギグワークを成功させる為には自分の夢や実現可能な思考回路が必要です。特に初めは慣れないことも多くストレスを抱えることもあるでしょう。それを乗り越えれば自分なりのスタイルが生まれてきますが、そうなる前の段階でアップアップになる危険性を秘めていることを理解しましょう。

 

バランスとは収入と自由な時間とのバランスです。

収入アップ

 

一般的に高収入を求めると自由な時間が減り、反対に自由な時間を増やすと収入は目減りします。ギグワークに限らず働く人の永遠のテーマのようなものです。

 

ここで自分が一番重要視しているものは何か?自分はなぜギグワークを選択したのか?

ギグワークで何の業種を選びどのような働き方がしたいのか?

どのような生活がしたいのか?

 

について考える必要があります。ここを抜いてギグワークをスタートするのは難しいです。

 

自由な時間が多く取れて、尚且つ高収入というのが理想でありますが、そんな世の中甘くはないです。

 

収入はある程度で良いから、自由な時間が欲しいというという方ならばギグワークに向いているかもしれません。

 

・周囲に流されてしまう

 

ギグワークは自由度は高いけれど基本的には不安定な働き方だと肝に命じておきましょう。今までより自由な働き方や高い収入は自分の努力以外に達成する方法はありません。

ギグワークという働き方は自由ではありますが、正社員のような信用や安定した収入はない事を頭に入れておくべきです。

 

特に周囲の意見に左右されてしまう性質を持つ人は反対意見やネガティブな思考に足を引っ張られて自分の求めるギグワークな働き方が確立する前に挫折してしまう可能性が高いです。

 

そもそも人に良いねと言ってもらえる事を求める人は向かない働き方です。人が求める働き方ではなく自分が好んでする働き方がギグワークですので、他人の評価を求める人はサラリーマンの方が向いています。

 

ギグワークに成功する人の特徴

 

・情報収集を怠らない

ギグワークという働き方は魅力的な反面不安定だということを理解している

 

・計画性をもって行動を出来る

初めは空回りすることもありますが、計画性を持ってスケジュールを組む事が出来ます。

初めは上手くいかないことも想定済みで行動する事が出来ます。今、自分が出来る事を冷静に見極めキャパ以上の仕事を抱えないように注意が必要です。

 

・目的意識がはっきりしている

 

会社勤めしている時には会社のスケジュールに併せなくてはなりません。当たり前の事ですが、いきなり一週間休みを取って旅行に行く事など不可能に近いですがギグワークならば自分でスケジュールを組む事が出来ます。

 

趣味や時間を掛けてやりたいことがある人にとっては、ある意味理想的な働き方がギグワークです。

 

選ぶ業種や形態によって収入は様々

ギグワークで最も重要なのは業種選びや働く形態です。これを誤って選択してしまうと末端の仕事を安い賃金で働かされるという状況になりかねません。

安い賃金という事は目標の収入を得るのに時間と日数を増やさなければならず、生活費を稼ぐ為に仕事を詰め込んでいくしかなくなります。

 

「貧乏暇なし」

 

これでは何の為にギグワークを始めたのかわからなくなります。

これだけは避けなければなりません。

 

サラリーマンは気楽な稼業とは昔話

毎年昇給があって、ボーナスも年2回安定して貰える。退職金は。。など大手であればかなり期待できたのではないでしょうか?

 

会社を辞めないことが勝者だった

会社員

頑張って勤めあげれば昇給や昇格があって、それなりに見返りがありました。転職をするということはそれらの安定を蹴って新しい職場で1から始めないといけないわけですから、日本ではネガティブに捉えられていました。

 

そんな世の中ですから、起業するなんて言ったら

 

「大丈夫か!?あいつは」

 

なんて影口叩かれたりして…

会社を辞めるときに上司が必ず

 

「後悔するからやめておけ」

 

今この言葉で引き留められる事はあるんですかね?

あるとしたらよっぽど売上の安定した会社でしょうね。

 

まぁ、そういう時代だったんです。。日本自体が高度経済成長で右肩上がりでしたから、それに乗っかってれば良かったですから。それに乗っからないで敢えていばらの道を歩むなんて賢い人間の選択ではないと本気で考えているのが、平均的な日本人の感覚だったのです。ある意味ぬるま湯に浸かっているようなものです。

 

でも、好景気は長くは続かないものです。バブル崩壊にリーマンショック、現在はコロナ真っ只中ですが、非常に世知辛い世の中になってきましたね。

 

会社なんて数年後どうなるかわかりません。ボーナスや昇給なんて期待出来ませんし、5年後に存続しているかもわかりません。ここ数十年で世の中が大きく変化しました。誰がこれを予測できたでしょうか?

 

しかし、ネガティブな話題ばかりでなくネット環境などが整った事で生まれた業種も多いです。古い形態は壊れていき、新しいものが生まれてくる。その世の中の流れに個人の考え方や価値観も変化していきます。

 

まさに、ギグワークは世の中の流れにマッチした働き方と言えるでしょう。

 

「会社人間」

 

という人種がいました。

 

とにかく会社=人生みたいな。

 

寝ても覚めても会社の事だけを考えて生きている。そんな人が多くいました。そのような生活でも会社の事だけを考えて生きていればそれなりに生活は安定していたんです。今までは。。

 

会社員として働いても見返りが少ない昨今、拘束される働き方ではなく自分の時間を自由に使いたい人が増えています。

 

通勤

 

配送業界もギグワークへ

現在、ウーバーイーツやハコベル、pick goといったアプリで配達の仕事が出来るようになりました。自分で仕事を選ぶ事ができ休みたいときに自由に休める働き方が急速に伸びています。

 

配達業務、特に業務委託は週6勤務は当たり前、拘束時間は13時間といった長時間勤務が当たり前でした。今現在もこのような形態が多いです。

 

業者選びは要注意

大手宅配業者と直接業務委託契約と中間業者の存在があります。大手運送会社と直接委託契約を結べればベストですが、地域によって業者を挟まないと参入が出来ない事もあります。

 

この中間業者もただで仕事をやるわけにいかないので働く人からピンハネして会社を運営しています。

 

しかし、この中間業者には注意が必要です。業者によって中抜きし過ぎる場合があるからです。一軒配達すると元々の単価がいくらでいくら抜かれているのか?位は調べておいた方が良いでしょう。

ワクチンが出来たら店に活気は戻って来るのか?

コロナウィルスにワクチンが出来ればウィルスに対しての恐怖は薄くなり、今まで通りの生活が戻るような気もしなくもない。

 

現在ワクチンがないからこそ、ソーシャルディスタンスを推奨しているわけで、ワクチンが出来れば生活も元に戻そうという力が働くだろう。

 


 

というのも、飲食店を中心とした多くの人が来店し、回転率を上げる事で経営が成り立ってきた業界は厳しい状況が続く

 

現在、店舗経営をされているオーナーは人と人との距離を保つソーシャルディスタンスと売上のバランスに頭を抱えている。感染防止に力を入れれば入れる事と多くの来客を招く事が相反関係になっています。

 

状況が状況だけに一刻も早く以前と同じ経営状態に戻したいのだが、そうなると感染拡大が懸念される。

 

フェイスシールド、間仕切り、消毒剤など今まで以上に経費が掛かるようになり、かつての売上はとてもじゃないが見込めない。まさに踏んだり蹴ったりの状態と言えます。

 

ここで店の経営をされている方の決断が必要になるわけですが、店を畳むのか、細々と経営を続けていくのか…。

 

どちらにしても苦渋の決断を強いることになり、しかも、以前の売上が戻るのはいつになるのかは検討がつかない。

 

このような状況から畳む事を決断されるオーナーも少なくない。キズが浅いうちに引けば負債は最小限に抑えられると。負債は膨らめば膨らむほど再起不能になる可能性が高くなる。

 

こうなると店舗経営者の残る道はわずか

・店舗経営を諦め別の道を歩み始める

・コロナが終息するまで別の稼ぎ口を見つける

・ひたすら堪え忍ぶ

 

店舗経営をしている人にとってコロナウィルスは致命的と言いますか、集客することそのものが難しくなっています。

 

それならば、いっその事店に集客をしなくても成り立つ業種を選びたくなるのも1つの考え方として賢明です。

 

この3つの選択肢を選ぶ過程では経営者の考え方、資金力によるところが大きいでしょう。
考え方の部分では店舗経営は1つの金儲けの手段であり、経営状態が厳しくたちゆかなくなったのであれば、いち早く撤退して次の餌場を探した方が効率的と考えた場合に当てはまります。

 

店舗経営を1つの事業の方法と考えた場合、経営を継続させる事に何の意味もないからです。

しかも、今回はコロナという自分の力では及ばない外部要因が根本的にあるので、いつ終息するかわからない、ワクチンがいつ出来るか分からない現段階においては見通しがたたず経営者にとってこれほど頭を抱える事はないでしょう。それならば計画と計算が出来る他業種に移る事を考えるのは自然と言えます。

 

今、行っている店舗経営がどうしてもこの体制でやっていきたいという大きな理由がある場合、経営者の資金力でどこまで耐えられるかは決まってくるでしょう。

 

そもそもの資金力がなければ店を明け渡すしか方法はありません。その場合、決断が遅れれば遅れるほど再起は難しくなります。

 

しかし、先は読めません。誰にもコロナがどのような形で着地するのか見えていないのが現状です。

 

 

もしかしたら、ワクチンが思ったより早く開発され以前の活気が戻り店がうまくいくかもしれないし、ソーシャルディスタンスを強いられる環境で経営を余儀なくされ厳しい経営状態が長く続くのかは誰にも分かりません。だから経営者は頭を抱えるわけですが、店を継続するかたたむかは最終的に経営者が決断するしかありません。

 

ワクチンの開発を含む終息が早いか遅いかで運命が決まってしまう可能性もあります。

 

もうちょっと我慢すれば良かったと思うのか、もっと早く見切りを付ければ良かったと思うのか…。その狭間で経営者たちは悩んでおられると思います。

 

ただでさえ難しいと言われてる店舗経営です。ライバル店より抜きん出た何かがないと経営は成り立たなくなります。加えて今回のコロナです。

 

給付金などの支援で何とかしのげれば良いですが、規模や形態によっては右から左に消えていくでしょう。

 

実際に給付金で凌げるのは極々小規模の店舗や自分の土地で商売されている経営者に限られるでしょう。

元々利益率の低い飲食店の経営は厳しい

首都圏では特に賃料が高い上にリーズナブルな価格設定でないと客足が遠のく為、薄利多売の回転率勝負の店舗が多い。

 

 

今回のコロナウィルスのような不可抗力的な災害に見舞われると一気に経営が傾く店舗は思いの外多い。

 

経営状態が厳しい店では1~2ヶ月売上がたたなければ店をたたむしかない。そうでなくても3ヶ月が限界、比較的資金力が豊富な店舗でも半年位で底をつく。

 

飲食店は思っているより儲からないのが現状で、長く続くデフレ不況の弊害ともいえる。

飲食店は地域によって掛かる経費に開きが出るが、その中でも家賃は経営者に重くのし掛かる。都内では特にテナント料が高額になる。

 

今回のコロナのように自粛が余儀なくされた場合、売上がないにも関わらず高額な家賃が請求される。

 

従業員を雇っていた場合、事情を説明して辞めてもらうしかない場合も多く、頑張っていたアルバイトを辞めさせるというのは経営者にとっては苦渋の決断になる。

 

緊急事態宣言をして間もなく、長引きそうだと判断してあっさり店をたたんだ経営者も少なくない。粘ったところでキズをさらに深くするだけだと。。

 

そういった人はまったく別の道を歩み始めている。コロナの影響が少ない業種へシフトしたり、逆にコロナで忙しくなった業種に転職する場合が多い。

 

コロナはリーマンショックと比べてどうなのか?

 

世界的パンデミックを巻き起こしたコロナウィルスですが、まだまだ終息が見えない状況で、終息の鍵を握るワクチンの開発を待ちわびていますが、リーマンショック時と比較されることが多いですね。

 

確かにリーマンショック時には経済破綻が起き、多くの失業者が溢れましたが、コロナと何が違うのか?

 

リーマンショックでは経済破綻は起きましたが、経済活動そのものは継続出来ました。コロナパンデミックでは経済活動そのものを自粛しなければならない状況になりました。これが大きな違いです。

 

自粛を要請するならば保証はセットで考えるべき

 

今回のコロナでこの国の色々な弱点が見つかりましたね

 

・税を徴収するのはスムーズだが保証は遅い

定額給付金にしても持続化給付金にしても給付が大幅に遅れている。1日でも早く受け取らないと支払いは待ってくれない。予定日に振り込まれなかったら家賃や給料、などの支払いが請求される。予定日が大幅に遅れる事は想定になかった為、なくなく店じまいした経営者も少なくない。

 

・リモートを推奨したいが浸透していない

そもそもの話になるが急にリモートを推奨されたからといって即日出来るほど甘くはない。システム構築と経験必要だからだ。持続化給付金の申請の際にサーバーがダウンしたという話からして国家自体がリモートに不慣れな事が浮き彫りになった。

 

 

・国民目線の政治になっていない

緊急事態宣言を発令した時点で保証にすぐ着手しなければならないものを、数週間後に予算で成立させるというグダグダぶりだ。そして、給付金の大幅に遅れるというダブルパンチときている。これでは救える命も救えない。

 

日本は初物の災害に弱いのが明らかになった

これは前々から言われていた事だが災害に際しての対応がスピード感に欠ける。それは諸外国と比べても最低レベルのスピードである。

 

何かをしなければならない緊急事態に「検討する」という文言は言わないでほしい。そもそも検討してる時間などないのだから。

初日申請者がいまだに受け取れていない!?持続化給付金の実態

 

売り上げが大幅に落ち込んだ中小零細企業に支給される持続化給付金ですが、最短で8日から支給されているという事を盛んに言っているわけなんですが、100万件の申請者に対して2万7千人しか受け取れていない現実があります。

 

給付される条件に該当する企業や個人事業主は多い

申請は1日からスタートしていて特に初日は該当される企業や個人事業主の申し込みが殺到した。午前中からスタートした持続化給付金の申請は夕方には7万件、8万件となっていたのだからコロナウィルスの影響は計り知れない。

 

午後になると一時的にサーバーがダウンするなどトラブルもあったが日付が変わる0時頃には20万人近くの申請がされた。

 

その他マイページにログイン出来なかったり、エラーが表示されたりかなり初日は混乱がありました。しばらく時間を置いたりして何とか申請を終えた人が多いと思います。

 

何か聞きたい事があったり、確認したいことがあった場合コールセンターが設置されているのだが話中で一切繋がらない。


300回位電話してようやく繋がった話もあるので、もはやパンク状態であったと思う。

 

日本人はweb申請に慣れていないせいか「これで合っているのか、間違っていないか」など確認の問い合わせが多かったという。

 

こういった問い合わせは人によって状況が違うので長電話になりやすいんですよね。

それが現在では

 

「2週間経ったのに振り込まれない」

苦情に変わっていく。

確かにホームページにも記載があるが、申請から2週間程度で振り込まれると書かれている。

 

不備などがあればマイページを見れば不備内容が書かれているという事らしいのだが、入金はされてないし、不備の連絡もない。

 

いったいどうなっているのか?

 

という苦情や怒りがツイッターでもかなりやり取りが見られる。

そもそも人員が足りないのでは?

 

人手が足りない証拠に、8日からスタートした申請初日は2万3千件に振り込まれたと発表されたけど、11日にはわずか4000件しか振り込まれてない。

 

恐らく初日はGW(ゴールデンウィーク)返上で確認作業を貯めといて8日に一気に放出した可能性が高い。それがあって2万3千件である。

 

推測ではあるが、1日の処理能力は3000件や4000件ではないかと思う。トータルでは100万件を超える申請があり、とてもじゃないが申請から2週間で振り込みなど出来ないと思う。

 

最初に2週間という期間を設定したのですから、遅れるなら遅れるとアナウンスしないと困る人間が沢山いるはずである。

 

1日申請組がほとんど入金されていない怪現象

申請された人には申請番号が振り分けられているのですが、これは申請された順番ですが、初日に申請を済ませた人の入金率が低く、だいぶ後に申請した人が入金されている事が波紋を呼んでいる。

 

申請した順番でやっていけば不備と入金が明確で分かりやすいと思うのだが、何故かランダムに入金がされるという謎の方法を取っている。

 

誰だって列に横入りされれば怒るものだ

このやり方が問題なのは、ランダムに審査や入金が行われるのは不公平だということ。2週間後に必要だから初日に申請したわけで、なのに後日申請した組にごぼう抜きされたのでは納得いかないだろう。

 

人の心を逆撫でするランダム方式は止めた方が良い

ランダムに審査や入金が行われるのはそれほどメリットがあるように思えない。担当者にまとめて割り振った方が早いといった考えなのかもしれないが、これでは申請者の不安をただ煽っているようにしか思えない。

 

申請順に審査入金していけば大体これくらいで入金されるなどおおよそ検討がつくので計画が立てられるが申請日関係なしに審査が行われるのはいかがなものか。

 

なかには2週間後に入金されると期待して支払いを待ってもらっている人もいるし、これが間に合わなければ倒産や破産といった人もSNSで散見された。

 

SNSなど使っていない世代もいるし、こういったギリギリの人はもっといると思う。

 

やってる感を出したがる現政権

 

もちろん中身が伴っていれば問題はないが、何かと形容詞だけが強調され空っぽ感が否めない。

 

「かつてない」

「過去に例をみない」

「最高レベルの」

「スピードを重視した」

「抜本的な」

「美しい日本」

 

・・・である。

 

当初2週間が8日に入金始めた事に期待に胸を膨らませただろう

実際には2週間経ってもほとんどの人が入金されていない。全体の8割は何の進展もない。

本当に困っている状況の中、期待させるだけさせておいて実際に振り込まれたのは一部だけでは大問題に発展するのは時間の問題である。

 

パフォーマンスを重視し、やってる感を演出。それをテレビなどがこぞって紹介し、

 

それを鵜呑みにして

 

「良くやってくれている」

 

と思う人が多くいる。

 

この国ではもう一歩踏み込んで監視するのが苦手なようだ。

現政権もこのようなパフォーマンスが効果があると分かっているからバカのひとつ覚えのように形容詞を連発する。

 

このような政権が幅をきかせて
いる以上、いざというときに、必要な時に支援が受けられない。

政治に関心を持たない(投票に行かない)というのは罪だということをコロナの一件で思い知った人は多いでしょう。