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ぎっくり腰になったことがある人しかわからないと思いますが、ぎっくり腰は辛いものです。こういったならないと分からないものは意外に軽く考えている場合も多いです。
ぎっくり腰に前兆があるのかないのかといえばありません。
ある日突然起こります。
何回か患うと違和感というか腰に張りのような感覚があったりします。その後ギックリ腰の症状になったりするのでそれが前兆といえば前兆になるのかも知れません。
ぎっくり腰ってどういう時になるのか?
固まった体勢で作業していたり、妙な体勢でいた時になりやすいと思います。デスクワークや車の運転で同じ体勢でいた場合急に体を動かしたりするとなる時があります。
私の経験で言えば、中距離の運転をして車から降りて腰を屈めて物を拾った瞬間にそのぎっくり腰はやって来ました。
配達する販促物を手にとる為に腰を屈めた時でした。その瞬間から腰を真っ直ぐにする事が出来ませんでした。手にしたものは数百グラムの冊子です。
ぎっくり腰はどんな痛みなのか?
その後、激痛を我慢しながら配達しましたが歩くのもままならないほど痛かったのを覚えています。
感覚的には「一体なんなんだ!この痛みは」それだけです。
この日は昼まで仕事しましたが仕事にならないほどの激痛と仕事にならないほど作業が進まない旨を責任者に伝えると
「ああ、それはぎっくり腰だね」とあっさり言われました。
10日位無理だろうから安静にしてな。と言われ帰りましたが、その日の夜も地獄でした。とにかく寝返りを打つのも激痛が走りました。また、朝も起き上がるのも10分位掛けないと立つ事が出来ませんでした。
ぎっくり腰ってこんなに痛くてキツイものなんだ。
ちょっとでも腰に負担が掛かるような動作や体勢をとるだけで激痛が走ります。もちろん歩くのも痛いです。歩行速度もあり得ないほど遅くなります。痛みをかばいながら歩くため仕方がないのです。
今までぎっくり腰は話には聞いていたけれど「瞬間的なもの」だと認識していて次の日には普通に生活出来るものと思っていました。
朝起きる時に最も痛く感じました。普段のように腹筋を使って起き上がるのが困難な状況で出来るだけ腰を使わずに起きないと痛くてしょうがないのです。
起きる時に腰をまず折り曲げて体を起こすのが普通だと思いますがそれが出来ません。
腰に負担が掛かる動作というのは健康体の人にはピンとこないと思いますが、ちょっとでも腰を浮かしたり、ひねったりという動作をするとめちゃくちゃ痛いので。。
感覚的には
「生まれたての小鹿」のような不安定さ。
これで朝に起き上がらないといけません。
この起き上がる苦労はぎっくり腰にならないと分からないほど、周囲には理解できないものかもしれません。
痛みの中心は尾てい骨の内側辺りで。その付近の筋肉に傷が付いて炎症を起こしている感じです。内側で起こっているので外から見ても腫れなどはありません。
ですので腕の力を使って出来るだけ腰を真っ直ぐにしたまま起きたいわけです。ちょっとでも腰を曲げる動作をすると激痛が走るので…。
仰向けに寝てる状態でそのまま立てれば楽だろうなあ…。などマトリックスのような絶対に不可能な事を考えながら腰の負担が掛からない角度から起き上がる事を模索していました。
私が模索した結果一番楽だった方法はまず横に寝た状態から腕の力を使いながら斜めに起き上がる事でした。
ぎっくり腰中の時は腰を折り曲げる行為を極力避けたいので痛くない角度を探りながら起き上がる事です。
真っ直ぐ起き上がるのは不可能ですので斜めに旋回するように起き上がるのがコツです。
ぎっくり腰に成り立ての初日なんかはどの角度も痛いですので起き上がるだけでも相当な時間は掛かります。
ぎっくり腰になって初めて気付かされる事
日常生活で腰をめちゃくちゃ使ってるんだなと思い知らされました。腰を壊したら普通に生活出来ませんからね。
ぎっくり腰になると辛い動作
小であれば男の場合立ったまま用をたせますが、大の場合座りますからね、これも辛いです。トイレットペーパーで拭き取る時も辛いです。微妙に腰を浮かしたりする動作が痛みを誘うからです。・スライドドアを閉める
普段はなんて事ない動作ですが、ぎっくり腰中はダメージがあります。スライドドアは押す角度をとっても引いても腰を使いますからね。
・スーパーで普通にお年寄りに抜かされます
買い物などで歩いていると、普段は抜かしてるおじいちゃんやおばあちゃんにごぼう抜きにされます。ぎっくり腰になると腰を庇いながら歩くので歩く速度が極端に遅くなります。
・椅子に座るのも一筋縄にいかない
普段は座ると楽になるものですがぎっくり腰中は座る行為がキツイのです。
・起き上がるのが難しい
これは先ほど話しましたが、特にぎっくり腰初日の起き上がるのは最難関です。
・運動はもちろん出来ません
飛んだり走ったりはもちろん、ちょっとした運動もぎっくり腰中は出来ないです。というよりもする気にもならないと言った方が良い、痛くてね。
ぎっくり腰になる瞬間はどんな感覚?
私の場合軽い物を腰を屈めて取った事でぎっくり腰になりましたが、腰を屈めた瞬間に違和感がありました。「グッグッ」と骨なのか筋なのかわかりませんが腰辺りの中心がめり込んだ感覚がありました。その瞬間から真っ直ぐ立てなくなりましたから。
私の場合、元々筋が固く無理に走ったりすると翌日とかに膝の裏側が痛くなったりしてましたからね。ぎっくり腰もその延長線上なんでしょうね。
ぎっくり腰は一度なると癖になる!?
はい。ぎっくり腰は麻疹や水疱瘡のように1回こっきりという事はないです。実際に8年の間に4回なりました。
2回目以降は寝て起きたらぎっくり腰の症状になっていた。完全に癖になっています。何となくの原因は前日前屈みで作業していたりハードワークした翌日である場合が多いです。
その場合前兆というか違和感を感じるようになりました。私の場合はですけどね。
知らず知らずの間に腰に負担を掛けていたのでしょうね。
最近は色々調べてぎっくり腰を治す方法何かを調べたりして、体操をしています。ちょっと違和感を感じたり、このまま寝たら朝ぎっくり腰になりそうだなと思った時はその体操をしています。
でも、ラジオ体操のような普通の体操では効果はないと思います。まったくない事はないかもしれないけど。。
一応、その体操を仕事終わりにするようになってからは一度もぎっくり腰にはなっていません。
まだ、2年しか経っていないのでその体操の真価ははっきりしませんが。でも感覚なんですが体操してる時に筋が伸びてる感覚が気持ち良くて効果がありそうな感じはしてます。
夏場よりも冬場の方がぎっくり腰になりやすい!?
私の場合ですが、初めてぎっくり腰になったのは8月ですが後の3回は12月と1月です。やはり、筋肉が硬くなりやすいということもあってか冬場の方がなりやすいと思います。
ぎっくり腰に特効薬はあるのか?
ぎっくり腰がつらいのは腰は体の中心であり、何やるにしても腰を使いますからね。そこにダメージがあると活動が極端に減りますし、仕事や日常生活にも大きく影響します。
ぎっくり腰はなってから腰ベルト巻いたり多少楽にする方法はあっても劇的に効果があるものはないようです。
ぎっくり腰になった時点で普段通りの動きは出来なくなりますし、安静にするしかありませんからね。
ぎっくり腰は完治するまで2週間掛かる!?
ぎっくり腰の症状にもよると思います。私の場合は4回目になった時のぎっくり腰が一番ひどくて、ある程度治り掛けた朝に強めのくしゃみで再度ぎっくり腰に。。結局完治するのに1ヶ月掛かりました。
ぎっくり腰になったらどんなに軽くても普通に動けるようになるには最低1週間は掛かると思います。状態によっては2週間。私のように何かのきっかけで再発すれば1ヶ月掛かる事もあります。
総評
ぎっくり腰はなった人にしかわからないあるあるです。なったことがない人は割と軽く考えている人が多いと思います。
症状は違いますけど花粉症を患って初めて
「こんなに辛いものだったんだ」
と言う人が多いのでそんなものなのかもしれませんね。
いずれにしても、体の筋は繋がっているので場所が違うだけでひざや肩なんかが痛くなるのも関連性があるのかもしれません。とにかく体が固まっている時になりやすいです。
普段から体に柔軟性を持たせる為に柔軟体操は欠かさずやった方が良いです。ぎっくり腰はなってからどうするというよりはならないようにどうするか考えた方が良いです。
ぎっくり腰はなったらしばらく安静にしなければなりませんのでなってからでは遅いです。
でも、大体ぎっくり腰になってから大変さに気付くので仕方のない事かもしれません。
実際にぎっくり腰になってしまったら腰に負担が掛からないように腰ベルトをした方が良いです。これはすごく楽になりますし、腰にも負担が少なくなるので多少動けるようになると思います。
ぎっくり腰は体が硬くなる中高年になるとなりやすい
ただ、腰ベルトは補助的に使う方が良いと思います。楽だからといって日常的に使うとかえって治りが遅くなったりするし、治ったら腰の筋肉を鍛える為に外した方が良いです。
外すタイミングは腰の痛みがある程度引いたら腰ベルトは付けない方が良いです。
筋力の低下と柔軟性の低下がギックリ腰の原因ですので出来る限り前の生活リズムに戻す事が大事です。
ぎっくり腰は腰回りの筋肉が弱くなってくると発症しやすいのでこの辺りをある程度鍛える方が良いです。
体幹の弱体化と柔軟性の欠如、骨盤の歪み、姿勢などが原因と思われるのでこれらを意識して生活していく必要があります。
とにかくぎっくり腰になると腰はもちろんメンタルもやられます。普段、健康体であればあるほど「自分の体」に知らずに自信を持っているものですから、ある日突然「ギックリ腰」になったら自信が崩壊します。
ある程度の年齢になれば体に気を使わないと故障する事はよくあることです。たまたま今まで故障がなかっただけで。。自分の体を過信してた可能性が高いです。
怪我や故障して初めて健康って凄い事だとか素晴らしい事って気付くんです。
だから、普段から柔軟性を意識した体操を取り入れたり、体幹トレーニングをすることで予防になることは間違いないでしょう。