火星にはかつて豊富な水と大気が存在した

現在、火星は水がないカラカラの乾燥地帯ですが、
NASAの研究チームによると30億年前には豊富な水があり、
自然豊かな綺麗な星だったことが判明しました。

 

それは、火星の20%を占めるほど豊富な水があったと言われています。研究チームは22個のクレーターに注目し調査した結果、火星には巨大な湖があり、その付近に川が流れていたという発表がされました。

 

さらに研究チームは複数のクレーターを探索し、なんと20億年~30億年前まで水があったことがわかりました。

 

NASAの研究チームにより火星に10億年もの間豊富な水が存在したと発表されました。

10億年もの間大気と豊富な水があればかつてそこに生命体が存在しても不思議ではありません。

 

火星に豊富にあった水や大気はどこへいってしまったのか?

 

 

そこで疑問が沸き起こります。

以前現在よりも活発であった太陽風によって水や大気が吹き飛んでしまった。また、火星には磁場がありましたが、地軸のズレやポールシフトによって火星に磁場がなくなってしまったと言われています。


磁場がなくなるとどうなるのか?

 

火星に磁場がなくなると徐々に太陽風によって大気が吹き飛ばされていきます。やがて大気も薄くなり水も蒸発してしまったと考えられています。

 

地球も火星と同じ宿命が待っている!?

 

地球には磁場があります。そしてその強い磁場によって有害な太陽風から地球を守っています。しかし、昔よりも地球の磁場が20%弱くなっているとの衝撃発表がありました。このまま地球の磁場が弱くなり最終的に無くなる事が懸念されています。

火星という星はどのようなスペックの星なのか?

 

地球は23.4度の角度を持って自転していますが、火星は25度ですので地球のように四季のようなものが存在するようです。

 

現在、火星の大気は地球の1%弱という、薄い大気が存在しています。

重力は地球の40%である。

火星は1周24時間37分という速度で自転しています。

 

磁場が発生する有力な理論

 

外核の下にある地核で溶けた鉄が外核付近で固まり下に沈み溶けた鉄が熱によって上昇する上下運動によって対流が生まれ、それが磁場を発生させる有力な理論ですが、自転スピードが磁場には大きな影響を与える事が分かってきています。

磁場が無くなればいずれ地球も火星のようになる

 

 

地球に磁場がなくなれば地球を守る防御層がなくなり太陽風にさらされる事でしょう。そうなると徐々に大気が宇宙に吹き飛ばされ、空気が薄くなり、やがて海も蒸発する事でしょう。

 

その頃に地球は人間が住む事が出来ない星になっているでしょう。大気も水もない地球には人類だけでなく、ほとんどの生命体が絶滅してしまうでしょう。

 

地球の磁場が休む事なく弱まり続けている

 

これが最も気になる点です。
磁場の強さが強まったり弱まったりを繰り返したりしていれば、いずれ安定することも考えられますが、ある時期を境に弱くなり続け現在、20%も地球の磁場は衰退しています。

このまま地球の磁場は消滅してしまうのではないか?

地球の磁場の衰退に関しては2つの説がある


地球はポールシフトが迫っている

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ポールシフトが近づくと磁極が不安定になり、それが影響して磁場がない期間がない時期が続くと言われていて、約200年間地球の磁場がなくなると言われています。

 

磁場が200年間もないと地球は大気を失ってしまうのでは?

地球には豊かな大気があり、200年程度ではなくならないそうです。いずれ、磁極が安定すれば地球の磁場も強さを取り戻すと言われています。

 

もうひとつはわずか100年で地球の磁場が20%弱くなった事は前述しましたが、そのままの勢いで地球に磁場が完全になくなる可能性があるのではないかと不安視されている。

この説は地球の核の対流がなくならない限りないと思われますので、現在のところ可能性は低いでしょう。

 

それが本当に起これば数百年後で地球は完全に磁場を失い、大気と水が宇宙に吹き飛ばされてしまいます。数百年後に人類のXデーとなるのは早すぎます。さすがにそれはないでしょう。

 

金星を例に取って考えてみましょう

金星は自転速度があまりに遅いため溶けた鉄の対流が起こりにくい為、磁場がないですが、この理論を用いると自転速度も地球とさほど変わらない火星がなぜ磁場を持たないか不思議ではないですか?

 

意外なところに火星に磁場がない理由が判明

 

火星は地球の大きさの約半分の小さい球体であるため核が冷やされ固まってしまった。それによって対流が起こらず磁場を失ってしまったという説が最も有力です。

火星の現在の状況を地球に置き換えてみよう

 

いままでの火星の経過を元にそっくり地球に置き換えると、火星の倍の大きさをもつ地球も大きい分長い年月を経て、いずれ核が冷されて固まり、大気と水を失う可能性は高いと言えるでしょう。

 

地球が磁場を失った時にどのような事が予想されるのか

 

磁場を失った星は周りの星を見る限り人の住む星ではなくなる事は明白です。

磁場を失った地球が待ち受ける現実

 

磁場を失えば強力な紫外線や放射線が地上に降り注ぎ、皮膚がんなどが増えると予測されている。いずれ地球の大気は太陽風によって吹き飛ばされ、水もすべて蒸発してしまうでしょう。

 

地球は火星と同じ運命をたどるのか?

火星に水が存在した数十億年前の太陽は今よりもっと活発で強力であったと言われています。太陽風も現在とは比較にならないほどのエネルギーがあったと言われていて、それが原因で大気を失った可能性が高いと発表されている。

 

現在、地球に置かれてる環境とは違いがあります。

 

・地球は火星よりも約2倍の大きさを持もち、火星の9倍の質量を持っている。
・太陽の活動が現在よりも活発だった。火星が大気や水を失った頃は今よりずっとエネルギーが強かったと言われている。

 

これから数億年間は核が固まることはないでしょう。しかし、数十億年後には地球の核が固まるでしょう。

地球の未来は金星ではなく火星である

 

金星は地球とほぼ同じ大きさですが自転速度が遅いため溶けた鉄の対流が行われてない為、磁場がありません。地球は金星ほど大気は分厚くありません。

 

火星は数十億年前には磁場もあり水も大気もありました。核が小さいので中心部が固まってしまいましたが、自転速度や25度の角度を持って自転しているなど地球に似通った部分が多々あります。そのため火星を調べれば地球の未来がわかるといわれるようになりました。

 

見た目や大きさは地球と金星は似ていますが、地球の未来を予測するのは火星が適しています。