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軽貨物にも様々な仕事がありますが今回は宅配にスポットをあてていきたいと思います。
宅配という仕事は難しくはないが誰でも出来る訳ではない
誰でも出来るというと最初からある程度配れてそこそこ稼ぐイメージを抱きやすいですが、ライトな感覚でやり始めると意外につまずき易いので簡単というイメージは捨てた方が良いだろう。
シンプルで簡単に感じるが思うように配れないもの
まず、最初に宅配をやりはじめると感じるのは1日は意外に短い事。例えば荷物が100個あったとして1日のうちに配達すればいいわけですが、これが意外に最初は難しく感じるものです。
それは研修の時、横乗りの時ではなく自分1人で配達し始めの時に感じる場合が多いです。
宅配業務で初心者とベテランの差はどこにあるのか?
10年以上のベテランでも今日から始める人でもやることはまったく一緒です。「荷物をお客さんに届ける事」です。
どこで差が生まれるのかというと初心者が時間が掛かる部分がベテランは最小限に抑えてるという事です。
もちろん、初心者でもベテランでも同じ時間掛かる部分はあります。
初心者が時間が掛かる部分は決まっています。
荷物がどこにあるかわからない
特に1日のうち車に荷物が一番載ってる午前中に多いですがお客さんの家に着いたのに、荷物が見つからない事が良くあります。全ての荷物を引っ張り出してからなんてやってたら10分、20分すぐに過ぎてしまいます。
荷物が見つからないミステリーが1日に何軒もあると相当な時間のロスになります。
たどり着くには着くのだが時間が掛かるという事です。道を一本間違えたり入れると思ってた道が一方通行だったり思うように周れないことが多いものです。慣れれば解消されますが、最初は大変と感じる部分です。
荷物の中には時間指定の荷物がありますので指定の時間内に配達しなければなりません。調子良く配達している最中に時間指定のお宅に向かわないといけなくなりますので配達ペースが乱されやすいです。特に時間指定の荷物が多い日は大変さを感じます。
他にも端末機の操作など初心者の時は時間が取られる部分がありますが、1週間もすれば慣れてくるでしょう。
初心者が時間を取られる部分は一番多いのはこの3つだと思います。ベテランはどのようにして時間短縮しているのでしょうか。
客宅に着いてるけど荷物が見つからないミステリーは積み込みの段階である程度分かるように積み込まないといけません。
積み込み方法は沢山配れる人でも色々やり方が違うのでこうでなければならないというのはないですがいくつかパターンがあるのでそれをご紹介したいと思います。
まだ、方法はありますが大体この4つのパターンが見てると多い気がします。
一番やってはいけないのが適当に積み込む事です。全ての荷物をどこに置いてあるか脳に記憶することはベテランでも不可能です。何かしら自分で分かるようにしておくのが「荷物が見つからないミステリー」の撲滅に繋がります。
初心者に一番オススメの方法は荷物の形状で積み位置を決める方法です。同じ形状のものの中で該当の荷物を探す事になりますが適当に積み込むより断然早く荷物が見つかります。適当に積み込んだ時のように全ての荷物を引っ張り出す事にはならないでしょう。
この積み込み方法で重要なのはその荷物の形状をアプリのメモに入れておくのが良いです。
大・中・小・特大・封筒などある程度アバウトでも良いですが、他に特徴があればメモに入れておけば探す手間が少なくなります。情報は自分に分かりやすく端的に書いておくと良いでしょう。
なぜ初心者にこの方法がおすすめかというと形状をある程度同じ位置に置いた方が車内が片付きやすいからです。あと、積み荷の形状で分ける方法は余計な事を考えずにシンプルに配達に専念出来るからです。
他にも積み込み方法はありますが、配達順で積み込む場合はある程度慣れてからでないと時間指定などで配達の順番は簡単に崩壊してしまいますし、そうなると積み込み位置も管理出来なくなってしまいます。
他の方法も有効な場合もありますが、形状がバラバラの積み荷は車内が散乱しやすいデメリットがあります。
形状で積み位置を決める方法は次配達する荷物がどこにあるのかある程度把握出来るので、初心者の頃は特に精神的に安定しますからね。
配達が遅い傾向として適当に積み込んでる人が多いです。客宅に着いてサッと荷物が見つかれば相当時間が短縮出来ます。
例えば今日配達する荷物が120個あったとして
Aさんは荷物を探すのに1分掛からないのに対してBさんは毎回3分掛かっているとしたらどれくらいの差が生まれるのでしょう?
2分×120=240分
240分は4時間です。
4時間あったら何軒配達出来るでしょう?
もちろんざっくり過ぎる計算ですが。。
荷物が減ってくれば探す時間は比例して減っていきます。
荷物を必死で探している時は3分なんてすぐに経ってしまいます。この荷物を探す時間というのは無駄な時間ですから出来るだけ短い方が良いです。
客宅になかなかたどり着かない
最近ではアプリで配達すれば自分のいる場所と配達位置も管理出来るのでたどり着かないというのはほぼないと思いますが、地図でチェックして配っている人もアプリは色んな意味で使った方が良いです。
年配の方で虫眼鏡を片手に地図チェック
昔の配達と言えばゼンリン地図にマーカーでチェックして配達に向かうのが当たり前でした。
若い頃は小さい文字も見えていましたが、名前が見えないのは死活問題です。というか誤配の元です。
なのである程度の年齢になると虫眼鏡を片手に地図チェックをするのは良くみる光景ですが、昼間は見れた地図も夜になると見えづらくなってきます。
目の老化で暗さに対応出来なくなる為です。夜になると配達スピードが落ちる原因になる現象ですが、これも配達専用のアプリで解決出来ます。必要に応じてズームアップ出来ますし、画面も明るいですから問題ありません。
頑なに「俺は昔の人間だから地図で配るんだ」と言う人は少なくないですが新しいものを取り入れるのが面倒くさく感じているのでしょうか。非常にもったいなく思います。
若い頃は小さい文字も読めたし暗い所でも目が対応できてましたがそれが気がつかないうちに対応出来なくなるものです。
今はアプリで配達する時代です
もちろん、地図チェックして配達するのも良いと思います。でも、今は配達アプリで読み込むだけで配達先が表示されます。
アプリを使えば地図チェックは必要がないレベルです。地図チェックに時間が取られない分その時間配達に充てられます。
150件の地図チェックって大変ですよ。1時間位掛かります。その時間があったら配達に回した方が稼げます。
時間指定が多いと回りづらいです
時間指定は少ない方が順番通り回れます。時間指定があればあるほど振り回され勝ちです。特に初心者はかなり意識を引っ張られてしまいます。
時間指定を守りつつも時間指定がない荷物も配達していくのが肝ですが、配分が見えないうちは時間指定中心に回った方が無難です。
時間指定は時間指定内であればいつ配っても良いので、18時~20時指定であれば18時1分でも19時59分でも良いわけです。この時間指定の間にも時間指定でない荷物も順番通り組み込ませる事で多く配達出来ます。
ただ、時間指定に間に合わない事がないようにしなければなりません。この感覚は経験を積めばわかるようになります。最初は1件、1件近くの配達先を組み込んでいけば良いでしょう。
200件以上なんて自分が配達できるのか?
初めから200件以上配れる人はいません。もちろん、家と家が離れている地方では無理ですが、ある程度の密集地であれば配達出来るようになります。
一番配達出来る場所は配達エリアが小さくて荷物が多い
当たり前ですが、配達エリアが小さくて荷物の量が半端じゃないという地域が一番稼げる可能性が高いです。
何だかんだいっても距離にはどんなベテラン配達員も敵いません。一軒一軒の間隔が広ければ広いほど配達に時間が掛かるからです。
この時間を埋めようとすれば車の速度を上げるしかありません。ですので密集地の荷物の多いエリアでもさばけるスキルを身に付ける事が重要になります。
総評
誰でも出来る、慣れれば出来ると言われる宅配ドライバーですが基本は肉体労働ですから、楽ではない仕事です。今は特にドライバーが不足していますので
始めるには良いタイミングかもしれませんね。