月がなくなってしまったら地球は人が住める場所ではなくなる?

地球にとって太陽は重要なことは知らない人はいないだろうが、
月はどうだろう?月がなくなったら人は生きていけないなんて
思ったことはないんではないでしょうか。

 

ただ岩石に覆われた退屈な星のように思われているかもしれません。

 

地球唯一の衛星である月は大気はなく真空状態であり、陽が当たってる日中は赤道付近で
110度と高く、反対に夜はマイナス170度以上になります。
こんな過酷な環境の月に人は装備無しで行ける所ではありません。

 

月がこのような状態になったのはいくつか理由がありますが、
月が地球よりも重力が弱く大気を留めておくことが出来ません。

 

また、地球のように海がないため、赤道付近の熱を月全体に循環させることが出来ません。陽があたってれば灼熱、夜になれば極寒となり両極端で中間がありません。
人が住めば昼でも夜でも地獄というわけです。

 

地球がいかに恵まれた星というのを実感します。

月の直径は3474km、重力は地球の6分の1、自転は27日で1回転し、

公転も27日で一周します。

 

地球の4分の1の大きさを持つ月は岩石を主成分とした星です。
惑星とこれほど近い大きさの衛星は太陽系では珍しい。

月がなくなれば地球がどこへ行くかわからない


 

地球と月は互いに引力で引っ張り合い絶妙な均衡を保っていて
それは地球の自転にも影響を与えています。

 

海面は月の引力によって引っ張られ、自転の速度を落としています。
さらに海面を引っ張る力がなくなれば海面は分散し

海面上昇が起こる場所もあると思われます。

 

月がなくなれば地球は自転軸の角度が変わる

 

月の引力は地球の23.34°の自転軸の角度を安定させている。
この微妙な角度があるから昼と夜が交互に訪れ四季がある。

地球が誕生してから22.1°~24.5°の間で4,000年周期で変動しているが
月がなくなれば軸の角度が大きく傾く可能性がある。
1°ずれると太陽光の届き方に変化が生まれ、2°ズレれば氷河期を引き起こしかねない。

 

この自転の角度は非常に重要であり金星や木星のようにとんでもない角度になれば何日も昼だったりいつまで経っても夜が明けないこともあるわけですね。

 

そうなれば大きな気候変動は避けようもなく砂漠化や氷河期など
人が住める環境ではなくなると言われています。

 

速度を抑制する月の存在がなくなれば自転速度が早くなる

 

 

引力で引っ張る月の存在がなくなれば自転速度が早くなり1日のサイクルは
24時間から6時間ほどになると言われています。

 

それとは逆に1日のサイクルが長くなるという説があります。

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月と地球は現在38万キロ離れていますが、

 

大昔は2万キロしか離れていなかったそうです。
そのころは今よりずっと月も地球も自転速度が早かったそうです。

 

月が離れていけばいくほど自転速度が遅くなっている現状を考えると
月がなくなれば地球の自転速度が遅くなる可能性もある。

 

地球の自転速度は少しずつではあるが遅くなってきている
年間3.8cmずつ月は地球から離れていっています。

 

地球の自転速度が遅くなることと関係あるかはわからないが、
太陽家を取り巻く環境が変化していることは間違いなさそうです。

 

1つの説としては潮の満ち引きの摩擦が影響していると言われている。
しかし、遠い未来、地球に影響ない距離に離れていってしまうだろう。

 

 

月ってどんな星?

もともと大昔の地球に隕石が衝突し、
削り取られた一部が地球の周りを回り始めたのが月と言われています。
これがジャイアント・インパクト説です。

 

地球が月から与えられる最も代表的なものが潮汐力(ちょうせきりょく)です。
潮汐力とは潮の満ち引きを発生させる力です、つまり海面を月側に引っ張る力が常に働いていることです。

 

私達が何気なく見ている月が地球の一部だったなんて考えたら、いつもと違った感覚でも見れるかもしれないですね。

 

月はなぜいつも同じ面しか見えないの?

 

 

月は地球を引力で引っ張っていますが、地球も重力で月を引っ張っています。
私達が普段見ている月はうさぎが餅をついてるように見える面になりますが
反対側ってどうなっているのかってわかりませんよね?

 

これは月という星の材質に関わっています。

 

月の反対側というのはのっぺらぼうのような素朴な見た目です。
反対側の月の材質は軽いもので構成されています、一方私達が普段見ている月は
黒い部分が多くこれが反対側よりも重い材質でできています。

 

月はたえず地球の重力に引っ張られていて、重力というのは
重いほうが下にくる性質がありますので、
月の重い面が地球側を向くのでつまりうさぎが餅をついている面が私達には見えるというわけです。ですので、月の反対側を地球から見ることは出来ないということです。

 

まとめ

地球にとっては切っても切れない関係にあるのが月との関係です。
地軸がズレる・自転速度が変化する月がなくなると地球の生態系を大きく変え、ありえないような嵐が絶えず吹き続け、大昔から月がなかったら大気の状態も変えてしまうことでしょう。

 

一見、人類には関係なさそうに見える月も太陽と同じように我々人類が生命を維持する上で非常に重要な星である・・と結論付けることができそうです。