甘酒の驚くべき効果と飲む点滴と呼ばれる理由

子供の頃に神社などで飲んでからそれっきりという方もいらっしゃると思いますが、あの甘酒にたくさんの栄養が含まれているのは意外と思うかもしれませんね。

酒粕や米麹から作られる甘酒は発酵食品で日本では平安時代以前から飲用されていました。

実は私達人間にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。

飲む点滴と呼ばれる甘酒ですが、実際の点滴に匹敵するほどの栄養が含まれています。

 

点滴は体調を崩したときに体に必要な栄養を食事ではなく点滴として直接体内に取り込む事によって体力が回復します。ですので甘酒を飲めばそれと同等の効果があることがわかりますよね。

 

甘酒に含まれる代表的な栄養成分

ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンB12
パントテンサン
イノシトール
葉酸
ビオチン
ブドウ糖
ミネラル
必須アミノ酸
食物繊維

ダイエット効果

 

砂糖を加えなくても充分甘味を感じる事が出来るので、甘党の方には余計な糖分を取らなくて済むので、それがダイエット効果に繋がります。また、甘酒は太りにくい糖分なのでダイエット中の方にはありがたいですね。

 

お通じが良くなる(便秘解消)

甘酒に含まれる食物繊維やオリゴ糖は腸内環境を良好にして体に溜まった老廃物を排出してくれます。この老廃物の蓄積が肌にとって大敵なので美肌は内側から整える事が大事です。


 

吹き出物(ニキビ予防)効果

なかなか取りづらい栄養素の一つにビタミンB2があります。皮脂の代謝に関わる重要な成分ですが、普通に生活していたら不いつの間にか不足気味に、甘酒を飲むことでお肌の代謝を活発にすることが出来ます。

 

しみやシワの予防効果

 

 

老化のバロメーターである、しみ・シワですが自分の顔に見つけたら
なんとも憂鬱な気分になってしまうものですね。麹酸やセラミド、その他ビダミン群はシミの原因と言われるメラニンを抑える働きがあります。

 

また、甘酒には肌のコラーゲンを育成するアミノ酸、ビタミンが豊富に含まれていますので、肌の張り、潤いを保つ効果がありますのでシワ予防になります。

 

肌の美白効果

 

メラニンの育成を抑える成分が含まれる甘酒は美白効果が期待できます。豊富に含まれるビタミン群は皮脂の基礎代謝を活発にし、血流を良好にして目の下のクマが改善された報告もあります。

 

薄毛・ハゲ予防効果

 

甘酒に含まれる豊富なビタミンB群が体の基礎代謝、皮脂の基礎代謝を促進し、全身の血流を促すことによってそれが頭皮にも循環し、抜け毛予防、薄毛予防が期待できます。髪の毛にとって大事なのは血流を良くして栄養素を毛根に運ぶことですからね。

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夏バテ防止効果

 

 

気温の高い夏場などは体力の消耗が激しいです。ちょっとしたことで体調を崩したり、食欲がなくなったりしやすい時期です。甘酒に含まれるアミノ酸やブドウ糖は酵素の働きによって分解され吸収しやすいです。そのためすぐにエネルギーに変えることができる甘酒は夏バテ防止や疲労回復にも効果的です。

 

花粉症やアレルギー予防

 

意外に思うかもしれませんが、花粉症やアレルギー症予防にも効果が期待できます。腸内環境に重要な善玉菌や悪玉菌のバランスが崩れることによって発症することがわかっています。

 

甘酒には腸内環境を整える作用がありますので、花粉症の症状が軽くなったという報告がたくさんあるようです。

 

うつ病や睡眠障害の予防

 

うつ病などの精神的疾患も腸内環境が関わっていることが分かってきています。腸内の悪玉菌が増殖することで精神不安定や睡眠障害になりやすいことが分かっています。腸内環境を良くすることでセロトニンという幸福感を得られる物質の分泌を促すことが出来るようです。

 

疲労回復にはビタミンB群が豊富な甘酒一択

 

 

不足しがちなビタミンB群は甘酒に豊富に含まれており、体力の消耗が激しい夏場などは特におすすめです。猛暑日などは冷えた炭酸飲料が欲しくなりますが、栄養素が皆無な上に体に良い成分は含まれていませんので注意が必要です。そんな時は甘酒を冷やして飲めば疲労回復に役立ちます。

 

甘酒には酒粕と米麹由来の2種類ある

 

酒粕でも米麹由来の甘酒、どちらもビタミンB群が豊富ですので疲労回復に効果があります。酒粕と米麹の甘酒の違いは砂糖が含まれているかどうかです。酒粕由来のものは甘くないので砂糖を入れてあるものが多いです。

 

米麹由来の甘酒は甘味がありますので砂糖を加える必要がありません。また、米麹の甘酒は体に取り入れて良い糖分です。

 

クエン酸よりも疲労回復に即効性のある甘酒成分

疲労回復と聞くとクエン酸が思い付くと思いますが、それだけでは不完全であることが分かっています。まず、疲労回復に必要なのはビタミンB群ですが、実はビタミンB群は腸内でも作られています。

 

ただし、腸内環境が良くないと生成されないものです。ですので腸内環境が良い人は疲れにくい、疲労が溜まりづらい体と言えるでしょう。甘酒には腸内環境を良くする働きがありますので疲れにくい元気な体を作るのに適しています。

総評

市販されてる甘酒ももちろん栄養素は入っていますが、糖分が多量に入ってる傾向にあります。また、添加物まみれである場合が多いので注意が必要です。自分で作った甘酒と市販されてる甘酒の味の違いがあります。
市販のものは甘酒本来の味というより売上を上げるために味が調整されています。安心して飲めるのは自宅で作った甘酒です。作り方も難しいものではないので、ぜひ自宅で美味しい甘酒を作っていただければと思います。