文字通り失敗とは結果であり、失敗して落ち込む人は多いかもしれません。
しかし、失敗しないのが幸せなのか?失敗を受け入れるのが幸せなのか?
人は失敗することで成長出来るようになっている
失敗を受け入れる事を拒否するとせっかく成長できるものをストップさせてしまうようなものです。
人はなぜ失敗を恐れるのか?失敗すると現実と向かい合わなければなりません。失敗したあと独特の嫌な気持ちになります。それを二度と味わいたくないという心理が働くようになり、自分の真価を問われるような場面で無意識に避けるようになります。それが、根深くなると条件反射的に挑戦する前に逃げてしまいます。
このような心理に陥りやすい人は生真面目で人の目を気にする繊細な面を元々持っている傾向にあります。
しかし、このネガティブな心理は長い人生において影響は強大です。中でも人生を左右する局面で出やすいので改善が必要な心理です。
失敗を受け入れられないとどのような事が起こるのか?
・失敗を恐れ挑戦することから逃げようとする
・失敗に対する恐れが増していき根深く染み付く
・人生の大事な局面で影響する
・挑戦が恐くて仕方がない
・緊張やプレッシャーに支配されている
・物事に集中出来ない
・何をやっても楽しめない
・人の目が気になって仕方がない
・自分に自信が持てない
当然ですが、失敗を恐れる心理を改善すればすべてが逆になります。
この失敗を恐がる心理は蓄積しやすく挑戦したい気持ちすら簡単に上回るようになります。
失敗を許せない人は視野が狭い
目の前の事柄で失敗するとすぐに目の前が真っ暗になるタイプは視野が狭いです。
人生的な視野で物事を見ることも大事です。失敗のリスクを取れる時に取ってしまおうと。人生スパンでなくても、数年位の長い目で見る事も必要です。
失敗を恐れるようになると、前向きな発想が出来なくなり、挑戦と向き合う時に恐怖心しかなくなります。
どうしたら失敗を恐れなくなるのか?
失敗を恐れて挑戦することから逃げる事が染み付いてしまっていると、ちょっとやそっとでは改善出来ません。
そこで重要になるのは環境です。失敗しても良い環境でどんどん失敗していくことです。
このように言うとダメダメ人間になっていくような感じがするかもしれませんが、それは違いますし、そのような感じ方も間違っています。
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このような訓練が失敗を恐れず土壇場でも力を発揮する事が出来るようになる為に必要になります。
仕事場で失敗して良い環境というのはなかなかありませんし、染み付いてしまった心理は変えづらいです。そこで、例えば趣味でも良いですし副業でも構いません。失敗したらどうしようと恐れない環境が大事です。
失敗を恐れる心理が強い人ほど気にしなくて良い環境でも人の目を気にしたり、ちょっとした失敗を悔やんだりします。失敗しても何度でも練習出来る環境が何よりも重要になります。
失敗が出来る環境が用意出来たらどんどん失敗していくことです。それこそ、100回でも1000回でも。それを継続することで少しずつではありますが、失敗に対する恐れが薄くなっていく事が感じられるようになります。
そして失敗を積み重ねるうちに少しずつ上手くいくことも増えていきます。
更に継続していくと失敗に対する恐れが薄くなっていき逆に成功する事に集中できるようになります。
失敗を恐れる人に共通するのが「失敗したらどうしよう」ということばかり意識を引っ張られ、やらなければならないことに集中する事が出来ません。
失敗したらどうしよう 90%
事柄への集中力 10%
この状態では緊張やプレッシャーに支配されているので、自分の持ってる能力すら発揮出来ませんし、やってても楽しくないでしょう。また、この心理状態は他人の目や言動を非常に気にする傾向にあります。
これを少なくとも逆にする必要があります。
失敗したらどうしよう 10%
事柄に対する集中力 90%
いわば、失敗する訓練はこの精神状態に持っていくためのものと思ってもらって構いません。
ここまで、来れば失敗に対する恐れよりも挑戦する事の好奇心や楽しさを実感できるようになるでしょう。
しばらくすれば、失敗に対する恐怖心ほぼなくなりますし、その心理が逆に好循環を生みやすくなります。つまり、集中しながら楽しめる余裕が出て来て尚且つ結果も付いてくるという。
そこで気付くはずです。失敗を恐れて挑戦しなかった事がいかに意味のない事だと。つまり、失敗に対する恐れなど自分が勝手に作り出した幻想に過ぎないことに。
総評
ネガティブな感情や失敗に対する恐れは挑戦から逃げれば逃げるほど深く、根深くなります。皮肉な事ですが、この負のループを脱するには一番苦手である失敗を繰り返す事でしか解決出来ません。
人は何か問題があったとき、芯を食うより、その周辺を修正しようという行動を取り勝ちです。改善するには本質を突くしかないのにそれ以外の事に注力する傾向にあります。
現実的な諸問題も心理的なものも、真正面から立ち向かう事でしか解決出来ないということを強く感じますね。