ブラック企業の特徴は求人広告でわかりづらいところがありますが、よく見ればわかります。また、一見良さげに見えるように広告を打ちますので引っ掛からないようにしましょう。
1、勤務時間が守られない
2、求人広告に書かれていることが守られていない
3、労働基準法が守られていない
これは実際に働き始めないとわからない部分ですが、働き始めたら「おやっ?」と思う事でしょう。しかし、いったん就職したら簡単には辞められないでしょうし、ブラック企業にはなから入らないに越したことはないですね。
・残業代がでない
・有給休暇とれません
・福利厚生なんてない
・産休なんてない
・昇給もない
最近のご時世、昇給はナシの企業も多いでしょう。昔は当然でも時代の流れでなくなっていくものもあります。
求人広告からブラック企業を見抜く
ブラック企業というのは、求人広告から怪しさが満載である場合が多いです。ブラックな香りがプンプンしています。
・毎週求人募集をしている
一見賑わっているように見えますが、これに騙されてはいけません。定着率が低く、入れ替わりが激しい可能性が高いです。
怪しく感じたら、暫く様子を見るのもありですね。
一定数で締め切りという決まり文句がありますが、これ自体ただ言っているだけの可能性があります。これも、年中募集している会社でも締め切るような事を記載しているところもあるので気を付けた方が良い。
良い企業で毎週求人を出していたら、人が集まり過ぎて大変なことになります。逆に毎週求人出してるのに大して集まらない会社は入社してもすぐ辞めてしまうから募集しまくるのです。
・給料が水準よりだいぶ高い
もちろん、給料は高いに越したことはありませんが、同業の給料体系よりもかなり高ければ疑った方が良いです。非常にキツイ仕事であったり、拘束時間が長かったり、休日が少なかったり、会社が不必要なほど給料を放出するような事はありえません。高い給料ならそれに見合う労働をさせられます。
あと、給料欄に100万円可能と書いてある場合、ほとんどの場合歩合給でそれだけ売上を上げれば可能というだけで、入社しても間もない新人が高収入というのは現実的に不可能だったりします。実際に営業系に多いです。
例えば何かものを売る営業であったとすれば、
1個売れば1万円の歩合給であったとします。
月に100個売れば100万円になりますが、どんなに頑張っても10個しか売れないということもありえます。10個売れればまだましで、1個も売れなければ固定給がなければ給料が0ということもありえます。完全歩合給の場合良くあります。
給料が高い事は入社動機として重要な事でありますが、あまりにも高額な給料が求人に載っていれば怪しいと思って間違いないです。高い給料を載せることで食いついてくれればと考えているのでしょう。実際に貰える額ではなく、可能な額(ほぼ無理)な給料を載せて目立たせないと、人が集まらないどうしようもない会社と言えます。
・福利厚生欄に社保完備しかない
社保は法律で決められた当たり前の保証なのです。それをドヤ顔で福利厚生欄に載せている自体感覚がおかしいです。
求める人材もブラック特有のワードが並びます
・根性がある
・素直な人
・体力に自信がある人
・成長を喜べる人
・夢の実現に努力できる人
よくありがちな人材像ですが、確かに一見、素晴らしい、当たり前な事を書いているようですが…実はブラック会社にとって都合の良い人材を微妙に言葉を変えて、普通の会社とアピールしているに過ぎない企業が存在します。こういった言葉は優良企業でも使われていますが、ブラック企業はこういう言葉をあえて使って、良いイメージを持ってもらうために言い方が悪いですが優良企業の文面を”パクって”いるだけの場合もあります。
例えば根性がある人といっても、無茶な労働でも文句一つ言わずやり続けるドMのような我慢強さを求めている。
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素直な人というのも、会社の無理難題な押し付けを疑問も持たず従う従順な人。決して自分の気持ちに素直という意味ではない。ブラック企業の求人広告はどっちとも取れるような曖昧な表現を使って、絶妙なカモフラージュしているのが特徴です。ストレートに書いたらブラックだとバレてしまうためにする必要があるわけです。
体力に自信がある人というのは募集内容が肉体労働でもないのに体力に自信のある人と書いてある場合怪しいです。業務に関係ないような雑務をやらされる場合もあります。
肉体労働業務の場合は、肉体を酷使する対価として高収入を得ることが出来るという前提があるわけですが、この場合、本人も分かって応募しているので問題ないですが、こういった別業界でよく見るようなワードを引用することが良くあります。
このように業務と関係無さそうな人材像などのワードが並ぶ会社は怪しいと思って間違いないです。どうしても気になる会社なら質問してみると良いです。
ブラック企業というのは、そもそも人を育てるという概念がありません。使い捨て前提で求人募集を行っているのでしょっちゅう募集しているのです。
ブラック企業の求人広告のイメージ画像
実際に働いてる人の写真が載せてる場合と、どっかのモデルを利用している場合やイラストの場合もあります。働いている人の写真の場合、表情が微妙であったり、雰囲気がどんよりしていたら怪しいです。ブラックな会社ほど取り繕いますので不自然さが出ています。
安心・安全さをやたら強調するのもブラック企業の常套手段
企業のホームページを見るとよくあるのが、普通の企業がやらないような安心や安全をアピールするのもブラックな会社で使われる表現です。もちろん、普通の企業でも安心さはアピールされていますが、不自然なほど強調しているのが特徴です。見せたくない部分を覆い隠そうとする心理が働くのでしょうか。
残業なしは良い響きですが…
若い人はプライベートを充実させたい人が多いです。若い貴重な時間を仕事だけに使いたくないという人は非常に多いです。
しかし、残業ナシと求人に載せていても鵜呑みには出来ません。ブラック企業は残業ナシではなく残業代がナシという場合が多いです。
端から見れば明らかな残業でも会社が残業と見なしていないので残業ナシなのです。中には、残業代を請求しないという念書を書かせるブラック企業もあるので注意しましょう。
若い人材が活躍しています
若い人しかいない会社、特にほぼ20代であれば、長続きしないで辞めていく人が多いと疑うことが出来ます。一見活気のよさを感じますが、裏を返せばマイナスが見えてきます。
給料の振り幅が大きい求人広告
こういった会社もブラックな会社である可能性が高いです。この振り幅は歩合給である場合がほとんどですので鵜呑みにしないようにしましょう。
やたら精神論を強調する会社
根性、愛、夢など精神論やビジョンを語る会社も注意が必要です。やる気や精神論で激務をこなすことをよしとする、体育会系の企業にありがちです。こういった根性だけで乗り切ろうとする企業はパワハラが横行しやすいでしょう。
社員旅行は海外をアピール
ブラックな企業に多いですが、「海外旅行って良いだろう?」「うちはケチってないだろう?」という思惑が見えます。他にアピールするところがないからやるわけですね。
少数精鋭を強調する
人は能力に個人差はあることは理解できますが、1人の労働力には限界があります。少数精鋭と言えばカッコ良く聞こえますが、裏を返せば1人の作業量がとてつもなく多いとも言えます。
まとめ
ブラック企業の特徴を挙げましたが、このような会社に入社しないためには求人広告を疑りながらじっくり見ることです。間違っても勢いで決めてしまわないようにしましょう。気になる会社があればWEBで下調べしてから面接で質問しましょう。面接の段階であれば断れますので。。