- 投稿 2020/01/18 更新
- 仕事・副業
世の中の流れは非常に厳しい状況が続いています。雇用形態の中心も正社員から派遣にシフトしていっています。
求人広告をご覧になれば分かりますが昔と比べると圧倒的に人材派遣の募集に偏っています。これは数年前と比べても格段に増えている事からも明らかである。
中小零細企業は特に正社員を雇う資金力がありませんし、不景気で将来性も不透明です。だから人材派遣会社も増えてますし、派遣会社を使う企業も増えています。
正社員を抱え込むのをリスクと考える企業側にメリットがあるため今後、更に派遣労働者が増えるでしょう。
人材派遣会社で長く働いてもメリットはあまりありません
居心地が良いとか、仕事が慣れてるからといった理由で派遣にながーく勤めてる人がいます。それこそ5年とか10年とか。
慣れてくれば居心地も良くなりますし人間関係が良好ならそれはそれで良いかもしれません。ただ、金銭的な条件はずっと変わりませんけどね。
居心地の良さだけで長く働いてしまうと低賃金で労働力をばらまいてしまうのももったいないですし若さだけは取り戻せませんから。
不況になればなるほど人材派遣は増える
不況になれば庶民の生活はもちろん会社も資金繰りが厳しいです。そんな状況で正社員を募集したがらない事が挙げられます。
正社員というのは派遣などと違い簡単に解雇出来ないですし、法律で守られてる側面があります。
年2回の賞与や保険関連などがありますが、人材派遣の場合業績を悪化を理由にクビを切れるという事が大きいです。
会社からすれば業績が下がっているのに社員の給料を払い続けなければなりませんし、業績の悪化を理由に解雇することは出来ません。ですのでどうなるのかわからない時代正社員を抱え込むのはリスクがあると言えます。
労働者派遣というのは必要な時に働いてくれれば良い
会社側からみれば必要な時に必要な人材を派遣してくれるというのは、これほど都合の良い仕組みはないです。
企業によっては時期によって生産が落ちるような事もありますからね。その時期にも社員を雇っていたら無駄にお金を垂れ流す事になります。かといって商品が売れる時期には人手が欲しいという事です。
人材派遣は会社側に都合の良いメリットがある
中小零細企業にはこういった制度が何とか経営出来てるという背景があります。業績悪化時に社員が沢山雇用されていれば一気に苦しくなります。売上が見込めない月や時期に抱え込む人間が多ければ、それこそ大打撃になります。
ですので、出来れば社員は雇いたくないのが本音です。今はそんな会社がゴロゴロしてるということです。そうでなければあれだけ求人広告を人材派遣ばかり埋め尽くさないでしょう。
派遣会社は働いている人のピンハネで経営している
ピンハネといえば聞こえは悪いですが、必要な人材が働いたマージンが人材派遣会社の取り分になります。当然、人を集めれば集めるほどマージンが貰えます。
派遣先から時給よりも3割増しくらいの賃金が出ておおよそですが
労働者の時給+30%程度(派遣会社のマージン)
人材派遣は人集めだけではない
正社員ならば会社自体が管理しなければならないですが、人材派遣を通して雇われている場合、勤怠などは派遣会社に依頼されます。会社を休む場合は派遣会社の担当に連絡する場合が多いでしょう。
派遣会社は人を育てる事は出来ない
派遣会社のやることは求人広告を出して派遣先に送り込むのが主体業務なので実際に仕事を教わったりすることはない。
実際に働き始めたら、派遣先に丸投げといった感じで、仕事の内容を相談してもちんぷんかんぷんの場合が少なくないです。
派遣会社の担当は営業が本職なので、実際の業務は職場で聞いてくれといった感じです。
ただし、シフトの相談や休みの連絡、仕事中に問題があった場合は速やかに担当に連絡する必要がある。
この問題の内容によって連絡する場所が変わってくるが、仕事中に関する事はほとんど職場の人に報告すれば大丈夫ですが、他の派遣会社の人と揉めたり、何かトラブルになったときは職場と担当両方連絡した方が良い場合があります。
この辺りも不安があれば担当に聞いておいた方が良いでしょう。
人材派遣会社を通してある会社に働く流れ
1、人材派遣会社の求人広告に応じて面接をする
2、実際に面接をしてどんな作業なのか何が必要なのかを聞く
3、採用・不採用の連絡
派遣会社から電話などで通知される
4、職場見学
実際にどのような職場なのか?
どのような作業内容なのか?
どんなスキルが必要なのか?
気になった事を質問する
5、決まった出社日に出勤
ざっくりですが、流れはこんな感じです。職場見学はあるとことないところがあります。特に年末年始に大量募集しているところは職場見学しない事も多いです。
大量募集している所は複数の派遣会社が入っており、その派遣会社によって給料が違ったり、契約内容が違っていたりする。
人材派遣会社の求人広告は不透明な内容が多い
人材派遣会社の求人広告はおおよその住所(~市)(~インター近く)などざっくりしている。
仕事内容も「簡単な仕事」とか「軽作業」といったほんとざっくりしすぎの内容が書かれている場合が多い。そして、時給だけが注目されるような内容の求人広告が多い。
このような求人広告の場合、特別なスキルは必要はないが、内容が良く分からないことがあるので面接の時に詳しく聞いた方が良い。
とにかく、派遣会社の求人広告は派遣先や詳しい業務内容が書かれてない特徴がある。
例えばフォークリフトの免許が必要な場合は要フォーク免許とか書いてあるのですが、必要最低限の事しか書いてない。
とにかく「電話をして聞いてくれというスタンス」なのか、ざっくりしすぎて良く分からない。派遣先などを明記出来ない法律でもあるのだろうか。
求人広告にしてざっくりって使い捨て感満載です。
派遣会社を上手く使おう
繁忙期などは時給が高く設定されている場合が多く、一時的な金稼ぎであれば悪くないように思います。
派遣の法律もどんどん変わってくると思いますが、会社が使い捨てならこちらも一時的な金稼ぎ感覚で利用するのが良いと思いますね。
派遣会社で働く人の中には10年とか20年選手の人もいたりします。「どっかで正社員で働いてればボーナスなど貰えて年収ベースが上がっていただろうに」と思ってしまいます。
余計なお世話でしょうけどね。。
また、色んな派遣会社を渡り歩いてる人もいたりします。派遣先の契約が切れたら乗り換えるのか、時給など条件で動いているのか分かりませんが、まぁ、色んな人が働いてます。
今後、派遣法が変わるらしいですが、ボーナスが出たり、同一労働、同一賃金になると言われてますが、実際のところ、まだどうなるか分からないので正式に発表されたら記事にしようと思っています。