起業して数年で70%が廃業する本当の理由8つ

夢をもって起業してから5年で70%、10年経つと1割しか残らないという現実がある。

しかし、その一方で着実に収益を上げていく企業もあります。一体その差はどこにあるのでしょうか?

 

お金の使いどころが間違っている

 

 

間違っている部分は、業績以上に立派な事務所など業務に関係ないところにお金を使いすぎる傾向がある。例えば車を何台もそろえたり、儲かってる会社のような形から入るという特徴があります。この、儲かってる会社風というのが倒産する会社の特徴でもあります。

 

付加価値の低いビジネスをやっている

目先の利益を追うというか、これは利益を追求する会社にとって当たり前のように思いますが、付加価値がないビジネスは他の会社から見ても魅力がありません。

方向転換を考えるタイミングが遅すぎる

前の理由にも通ずる事ですが、会社の規模を大きくしたために
業務を縮小して方向転換がしずらくなったり、止めないわけにはいかない状況に陥ったりします。見込みの甘さが招いていますが、この状況になると廃業率が高くなります。

小回りが効かない経営をしている

大きくし過ぎたり、人を増やして設備投資に投資し過ぎて、引っ込みがつかなくなり続けざろえなくなり間もなくじり貧になる身動き出来ない状況にあればあるほど方向転換を図るにはリスクが大きくなるので、そのタイミングでは手遅れになる。最初は特に小回りが効かなくなるようなやり方は控えたほうが良い。

 

リスク分散の概念がない

今上手くいってるビジネスは永遠に成り立つものなのか。特に現代のビジネスモデルの寿命は短い傾向にあります。来年にはなくなっている可能性だってあるわけです。例えば、法改正や規約などが改訂された場合、ビジネスモデル自体は生き残っても利益が少なくなったりすればそのビジネスが立ちゆかなくなるでしょう。そのためにビジネスを分散する必要が出てきますが、その場合メインの業務が手薄にならずに他の事業も同時進行で成立させないといけないわけですが、その対策を考えなければなりません。

 

バックアッププランがなされてない

起業する場合、最悪の自体を想定してバックアッププランを立てなければなりません。例えば従業員に会社の金を全額持ち逃げされたとか、急激な世の中の流れで、今取り組んでるビジネスが下降線を辿る可能性を予測する。最悪の状況に置かれたとしても廃業を回避出来るようなバックアッププランを同時進行をしなければなりません。

 

廃業する企業のほとんどがバックアッププランを用意していません

 

事業を行う上での優先順位が間違っている

どうでも良いこだわりを持っている経営者に多いのが、名刺にこだわったり、車をまず買い揃えたり、頻繁に買い換えたりします。また、業績不相応の立派な事務所を構えたりと形にこだわるタイプは廃業する経営者に多いです。それよりもまず最初にやらなければならないことはあるはずですから、業務に関係ないところで時間やお金、労力を使ってしまう人はかなり危険と言えるでしょう。

 

 

ウチだけは大丈夫だと思っている

「自分の会社だけは大丈夫だろう」とタカをくくっている経営者も危険です。今は大丈夫でも来月、来年、いつ何時に経営が傾くか分からないのが経営なので、根拠のない楽観はその日暮らしの経営のようなもので、傾き掛けたときに対策を打てず、あれよあれよという間にそのまま廃業を迎えてしまいます。

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ビジネスの消費期限を想定していない

力を入れている業務が現在上手く行っているとしても、ビジネスモデルの寿命は2年程度と考えておいた方が良いでしょう
現在上手くいっていると永久的に使えるビジネスモデルと思い勝ちですが、そんな事は一切なく早めに対策を打てなかった(打ってすらいなかった)企業はバタバタ廃業していきます。

 

 

7つの廃業に追い込む原因以外にも経営が傾く可能性が上がる行動や考え方がある。

起業当初から1年程度で倒産する経営者も意外に少なくないそうです。このような場合、入り口から間違えている可能性があります。

 

・ビジネスプランに無理がある
・能力以上の事を詰め込みすぎる
・プランがボヤけていて明確でない
・行動力が不足している
・業務に関係のない余計なことに時間を割きすぎている

 

ビジネスプランがはっきりしていないのは論外ですが、廃業する企業はここが明確でない場合が多い傾向にある。

 

ビジネスプランが明確でなければ経営者すらどう展開していくか良くわかってない場合があります。経営者のプランがボヤっとしていては従業員にも何一つ伝わらないです。

 

起業して1年のスタートダッシュは今後を左右します

もちろん2年目以降も頑張らないといけないですが、1年目のスタートダッシュで一気に軌道に乗せる事は重要です。長く上向きの経営者は1年目に何年分も働いたという話は良く聞きます。その位、成功させる経営者は1年目を最重要と考えている訳です。

 

1年目に実績と資金をある程度作って置けば、ビジネスプランが立ちゆかなくなったとしてもその資金を元に方向を転換することも出来ますし、実績があれば融資も受けやすくなるでしょう。

 

起業して第一歩目を間違える

 

 

個人で起業して間もないにも関わらず大企業と同じ様な事をしてる経営者は非常に多いです。物販であれば薄利多売に走り、価格競争の渦に巻き込まれます。薄利多売は資金の豊富な大企業の1つの手法であり、個人に毛が生えた程度の資金力では太刀打ち出来ません。

 

起業したての頃のメリットは方向転換しやすいこと

起業したてであればビジネスプランが間違えていたと感じたり世の中の流れが変わってきて、このビジネスは今後厳しくなるなと思えばすぐに方向転換を図る事が出来ますし、やり直しも簡単に出来ます。これは大きなメリットです。

これが規模が拡大し、従業員を抱えて設備投資なんかしていたら簡単に辞めるわけにはいかなくなります。

 

個人なのに小回りが効かない経営者

個人経営者の段階で業績不相応の立派な事務所などを構えてしまうと本来起業したての小回りが効く時期に敢えて身動き取れない状況にするのは、最大のメリットを自ら無くしていると同じ事です。

 

起業してからしばらくは事務所なんか必要ない事が多いです。
無くてもどうにかなるものに投資することは出来るだけしない方が良いです廃業に追い込む原因に、そういった出費が後々経営を傾かせる事が少なくないからです。

 

まとめ

 

起業してから数年でほとんどが廃業をしてしまうという現状があるわけですが、廃業しやすい経営者の傾向というのはデータとして残っているのでこれから起業をしようと思っている方や起業したての方は自分にも当てはまっているかもしれない、と思う方は小回りの効くうちに、修正をかけて軌道に乗せて頂ければと思います。