ネガティブな思考に陥りやすい人の特徴

誰しもポジティブにいきたいものですが、日々の苦労や折衝のなかで
もがいてるうちにネガティブ思考に陥り、そこから抜け出せない人がいます。その理由と改善方法を探っていこうと思います。

 

ネガティブ思考の無限ループは危険

 

 

誰しもポジティブな部分とネガティブな部分があり、比率は各個人で違います。バランスを取りながら状況に応じて行ったり来たりして我々は生きています。

何かをきっかけにネガティブ思考のループから抜けられなくなると万事暗い考え方しか出来なくなります。自分でも気付いてコントロール出来れば良いのですが、抜けられなくなる人がいます。

 

ネガティブ思考のループはやる前から

「失敗するのではないか?」

「失敗したらどうしよう」

という考え方が思考の軸になってしまい

 

何かにチャレンジすることを避けてしまいます。

 

人間が生きていくには挑戦の連続です!

その後ろ向きの生き方や思考では世の中を渡り歩いていくことが難しくなります。


 

このような状態になる人はこんな理由がある

・深いトラウマを抱えている
・キャパを超えた傷ついた体験
・毒親を持つ
・いじめに会っている、または、いじめられた過去
・元々非常に繊細である
・外部の事象に敏感

 

ネガティブ思考の理由は人それぞれですが、ポジティブになると何かのきっかけでネガティブ思考に陥った時に降り幅が大きくそれに耐えられない事が考えられます。

 

予めネガティブ状態であればネガティブになるような事が起こっても降り幅は少ないので心の傷を最小限に抑えようという、防衛本能とも言えるでしょう。

 

ネガティブ思考になりたくてなっているわけではない

 

誰しもポジティブ思考になれればそれが一番ですが、そうもいかない事情があるようです。特に最近は明るいニュースが少なくそれに比例するように暗い気分になる人が多いようです。

 

ポジティブになる要素がない

明るい、楽しい毎日であれば、自然と笑顔になり、考え方も前向きになれますが、生きていれば楽しい事ばかりではありません。

 

元々の性格に起因する事も多い

世の中には明るい性格の人もいれば暗い性格の人もいます。それはもって生まれた個性であり、暗くなりたいと思ってる人はいないでしょう。

 

性格+環境で形成される

生活していて楽しければ明るくなりますし、嫌になるような事ばかりでは暗くなっていきます。それでもはねのけようとする強いメンタルを持っている人もいますが少数派かもしれません。

 

自分自身に予防線を張っている

自分の心のダメージを出来るだけ少なくするために、ネガティブ思考に陥っているタイプもいます。ポジティブに振る舞っていると何か嫌な事があったときの落差が大きいので、それに自分の心が耐えられない。よってあらかじめ自分の心を低い状態に置いておけばダメージを少なくする事が出来るという考え方。

 

ネガティブ思考と運

マイナスなイメージを持つと勝負運が良くないと言われます。
スポーツの世界などは負けると思った瞬間に負けると言われるほどイメージというものを重要視しています。

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肩に力が入りすぎている日本人

特にスポーツ競技などで、固い表情で競技に向かう日本人選手は緊張し、顔がこわばっている…という状況を良く目にします。
これも実力の無さを現しているのかもしれませんが、プレッシャーが肩に重くのし掛かっているようにしか見えません。
これでは、勝負をするまえに負けが決まっているようなものです。

 

なぜ、プレッシャーに押し潰されてしまうのか

元々、生真面目な日本人の国民性なのかもしれませんが、テレビや会場を通して日本人選手が勝てそうだなと思った人はいるのでしょうか?

 

最近はスポーツの世界でもメンタルトレーニングが必須

人はネガティブに流れやすいという事実がある以上、それを逆行するトレーニングが必要になってくるわけです。勝負が掛かる事においては、ネガティブな思考が邪魔になり、相手選手に雰囲気でのまれてしまうので良くないとされています。

ネガティブな思考状態になると緊張し顔がこわばり、体も硬直しますので本来の力を発揮出来ない傾向があります。

 

様々なデータを元にしてトレーニングは組まれています。実力を出しきるにはどのような精神状態が最も結果が出やすいのか?また、その精神状態に持っていくにはどのようなトレーニング方法が適しているのかなど研究が進んでいます。

 

最近、日本人選手が海外選手と対等に渡り歩く例が増えてきました。これは効果的なトレーニングとメンタルトレーニングの成果といえるでしょう。

 

良いところまで行ったけど惜しくも負けた!

ひと昔前は、新聞やテレビなどのメディアで健闘したけど…。頑張ったけど…。といった言葉が良く使われていました。

 

日本人は骨格が小さく、体格に恵まれた海外選手に圧倒されながらも頑張ったというストーリーが出来ていたのかもしれません。

 

「あんな強そうな外国人選手に勝てるわけない」

「あんな足が長くて速そうな選手に勝てるわけがない」

 

みんな心のそう思って見ていたのかもしれないですね。もちろん日本人選手に頑張ってもらいたいと思って応援してるんですけどね。

 

国際大会やオリンピックなどを観ても、日本人選手が緊張感を隠せないほど顔がこわばっているのに対して、強豪国なんかは終始笑顔で手を振ったりしてる。実力に裏打ちされた余裕かもしれませんが、勝負は始まる前から決まっているようなものです!

 

それが数十年経ち効果的なトレーニング方法を開示されるような時代になってから日本人選手が世界的に活躍出来るようになりました。

 

話が少しそれましたので元にもどしますが、データを元にしたトレーニングや思考を知る事で条件が悪くてもポジティブな思考に変えられます。

 

ネガティブ思考が全て悪いわけではない

 

 

誤解のないように言葉を加えると、ネガティブな思考が全て悪いわけではないです。様々な発明や芸術はポジティブな思考だけで生まれてる訳ではありません。時には狂おしいほどのネガティブ思考から素晴らしいものが開発されたりします。

特に災害時や緊急時には最悪の状況を想定するネガティブな思考から未然に被害を防いだり、救出したり出来るわけです。

 

ですので、ネガティブ思考を排除するのではなく上手にコントロール出来るようになると、人生が充実するのではないかと思います。ネガティブ思考に陥りやすい人はメンタルトレーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。