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バブル時代確実にあったがなくなったもの

バブル時代を経験した人は、あの時代を懐かしむと同時に、あの頃は異常だったと感じる事でしょう。

 

この時代を知らない方は日本にそんな時代があった事を驚くでしょう。そんなバブル時代ですが1986年12月~1991年1月の間という事で、この頃に何が起きていたのか洗ってみましょう。

 

では、バブル時代にどのような生活をしていたのか、どれくらい羽振りが良かったのか、などを紹介していきましょう。

 

エレベーターガール

 

中堅以上のデパートや百貨店にはほとんど、居たような気がします。自分で操作出来る事をわざわざ女性を雇用してましたからね。どれだけお金が余ってたのか…。しかし、バブル弾けてからは見掛ける事もほとんどなくなりました。若い人はそんな仕事があったことも知らないでしょうね。

 

今でも、一部の大手百貨店にはあるそうです。

この時代は今のようにネットがないので、すべてがアナログでしたが、良い時代だったとも言えます。

 

バブルの象徴といえばワンレンボディコン

 

バブル時代の映像などが流れると必ずワンレンボディコンのお姉さんがお立ち台で踊っている姿が写し出されるが、当時、ディスコが大流行していた。連日、満員大盛況で朝まで踊りまくっていた。

 

バブル時代はトレンディドラマが流行る

石田純一、浅野温子、浅野ゆう子などトレンディ俳優と呼ばれていたが、こういったカッコの良さを売りにしたドラマが流行った。ドラマの中身はそれほど濃くないんですけどね。


 

銀行が融資しまくっていた

のちにこれが不良債権の山を築くわけですが、借金して借りて投資に回すと、利息以上に金が増えていく状態があった。

タクシー1台の売上が10万以上に

今では考えられないが、タクシーを利用する人が多かった。経費の枠が広かった事もあるが、それ以上に会社が儲かっていたのだろう。

 

定期預金は10年で元本の2倍に

「72の法則」と呼ばれる法則に当てはめてみると「72÷年利(%)=元本が2倍になる年数」複利運用して、元本を2倍にするために必要な年数がわかる計算式。

 

バブル期の最高の金利であった郵便局の定期預金8%

「72÷8%=9年」で9年で資産が倍になります。

現在では0.001%ですので元本を倍にするには72,000年掛かります。

 

定期預金で10年寝かせておくだけで2倍になるという夢のような利率。このような状態は長くは続かなかったが、貯蓄して利息だけで食べていくという夢を持った人がいました。

 

会社をやめたら損!?昇給、賞与も右肩上がり

民間で昇給なんてしている所は今はないでしょうが、バブル好景気時代は当たり前で、会社に長くいればいるほど得をする時代であった。

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4大卒は大人気で就職出来ない人間がいなかった

こういった事情から、出来るだけ浪人してでも大学にいく人が多かった。大卒だろうが就職に苦労している就活生には羨ましい話だが、時代の流れというものは恐ろしい。

 

新卒の月収は50万以上

仕事を知らない新卒に月収50万以上とは、今考えれば正気の沙汰とは思えないが、当時、新卒の待遇は凄かった。それだけ企業は人材確保に必死だったのだろう。

 

説明会だけで5千、1万貰えた

バブル期には会社が人材を抱え込むために、面接や説明会の会場を用意して金一封をくれた。
また、取り込んだ人材を失うまいと、旅行に行かせたり囲い込みを行っていた企業もあった。

いわゆる3Kの仕事は高収入だった

売り手市場である就職事情のバブル時代は、キツイ・汚い・危険のいわゆる3K職は、誰もやりたがらなかった。なので、それを仕事にする人は高収入であった。月収50~100万稼ぐ人は少なくなかった。

 

バブル崩壊の煽りを受けてバタバタ倒産した

言ってみればバブル経済はあり得ない状況であり、長く続くわけもなく、投資系企業や経済基盤の弱い中小企業はバタバタ倒産した。

 

残業・休出当たり前の時代

今では問題だが、残業や休出は当たり前であった。しかし、その分の見返りはしっかり受け取れた。このような状況から「24時間戦えますか?」のキャッチフレーズのリゲインCMがあった。

 

メッシー・アッシー・ミツグ君

バブル期にこうした言葉が流行った。メッシーは飯をおごってもらう。アッシーはタクシーがわり、ミツグ君は女子に金をタカられる金持ちのボンボン。いずれも本命の彼氏ではない。

 

結婚相手に選ぶ「高学歴」「高収入」「高身長」

ここには相性という、一番大事なものがないが、この時代には
高学歴=高収入が約束された時代背景を色濃く投影された言葉である。

ジュークボックスなんてものがありました

とにかく、時代に乗り遅れまいと必死な人が多かった。流行りものに乗っかるのが普通であった。カラオケボックス全盛でもあり、時間帯によっては満室で入れない時もあった。

 

また、ジュークボックスなんてものもあり、小銭入れて好きな曲と映像が流れるものもあったな…。今考えれば金を捨ててるようなものですね。今だったらYouTubeで無料で視聴出来ますからね。

 

まとめ

バブル期は就職難の現在とは真逆の価値観であり、大卒であれば誰でも大企業に就職出来た。

 

そんな時代であったのだ。しかし、能力があって就職したわけではないので、会社にとっても仕事が出来ないのにクビにするわけにもいかず、完全にお荷物となっている。

 

しかし、バブル時代を経験した人は「あの頃は良かったなー」と耳にするが、あの頃がなければもうちょっと日本の経済はまともだったかもしれないと考えたら、簡単に口にしない方が良いかもしれない。