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軽貨物で自営業で開業する形です。自営業ですから正社員のような会社に属するわけではなく業務委託で契約する事になります。
今回は実際に軽貨物で従事している人向けではなく、これからやってみようと考えている人向けの記事になります。また、求人によく掲載されている宅配業務を掘り下げていきたいと思います。
軽貨物で開業するには営業ナンバーが必要になります
軽貨物で独立を考えているならば普通のナンバープレートではなく黒色の事業用プレートに変更する必要があります。
黄色のナンバープレートから黒ナンバーに変更するには市役所ではなく陸運局に行って書類を提出する必要があります。
印鑑や車検証など必要なものは前もって該当の陸運局に問い合わせて準備しておきましょう。書類は陸運局にて渡されますので記載する項目を記入していきます。
軽貨物の黒ナンバーに変更したいんですけど。。と受付で聞けば該当部署に案内されます。
軽貨物運送といえど色々な業態があります
一番多いのが大手運送会社の委託契約です。宅配業務を請け負う形になります。ネット通販が多く人手が足りなくて仕方がないというのが実情です。
普通の体力があれば特に問題はありません
軽貨物といっても運送業になりますので体力仕事には変わりありません。しかし、屈強な肉体が必要かといえばそんなことはありません。まぁ、屈強であるに越したことはないですが…
水や米などの重いものもありますし、複数で届ける場合もありますのでその辺りは頭にいれておいた方が良いです。あまり大きなものは台車を利用したほうが良いです。無理すると腰を痛めますんで・・・。
宅配業務で重要なスキルはいくつかあります
体力も必要ですが、それ以外というかそれ以上に宅配スキルが重要だったります。
・荷積込方
周り方に関しては慣れの部分があります。通常バラバラの場所を配るのではなく、一定の区域を任される事がほとんどです。
同じ区域を任されれば、大体1ヶ月もすれば慣れてきますし、同じお宅を回る事も増えてきます。住所を見るだけでおおよそどの位置か把握できるようになります。
これが脳内地図なわけですが、このざっくりした脳内の地図を経験によって磨きをかけていくといった流れになります。
やってれば分かりますが、同じお宅を回るようになると頭に場所が浮かぶようになります。
そして、何時に在宅しているとか、留守にしているとか、おおよそ分かってくるようになります。これが、宅配において結構重要なポイントになります。
宅配は積荷方法で差が出る必須にスキル!?
積荷ですが車の荷台のどの位置にどの大きさのものを積むのか?
時間指定で積荷の位置を変えるのか?
エリア内の近い場所によって積荷位置を変えていくのか?
実際の話、積荷方法で配達スピードが変わってきますので、最初から意識していくと上達も早くなるでしょう。
人によって積荷の仕方はまちまちでどれがベストというものはありません。早く配れる人たちでも積荷方法は違うからです。結局の所自分が覚えやすい積荷方法がベストということになります。
現地で荷物を探し回ってると時間の無駄になりますし、早く配れる配れないは結構ここで差が出ると感じます。最初から適当に荷台に詰め込むのではなく、何かしらの基準で積荷方法を選択すると良いでしょう。
積荷方法をいくつか試して自分で実際に配達してみて、自分が覚えやすい方法を選ぶと良いです。
脳内地図はある程度経験を積めば勝手に磨かれますが、積荷は意識して取り組まないと出来ない部分ではあります。ゆくゆくは150個とか200個という数を配りたいのであれば必須の考え方になってきます。
自分には向いていないと2週間程度で見切りを付けるのはもったいない
3日程度横乗りして教えてもらう訳ですが、この間は実際に自分が運転して配達するわけではないので一人で一通りの流れを把握するに留まります。
やり始めて慣れるまでは仕事の流れを頭に入れることと、まずは体が覚えるまではじっくりやるほうが良いでしょう。
焦る必要はありません、この体得する期間も人によって違いますし他の人が自分よりも覚えるのが早いからと言ってここで向いていないと言うこともないからです。
特に現在はネット通販の台頭で荷物が非常に多いです。どこの運送会社でも人手が足りない状況なので売り手市場です。
面接では経験があろうがなかろうが元気でやろう気が感じられればよほどの大手でなければ採用されるでしょう。
この不景気の日本で、やる気だけでOKという業界もなかなかないでしょう。
初心者でいきなり150個とか200個は配れないです
担当区域を任されてからすぐに150とか200個とか配れるようにはなりません。いきなりそれほど配れるのであれば誰も苦労しませんし、世の中そんなに甘くありません。
最初は数十個とか少な目に渡されて徐々に増やしていきます。
任せる方もパンクさせないような数を任せる訳です。しかし、慣れてくれば道も覚えてきますし、最初から数を捌けないことを気にしなくて良いです。最初は誰しも初心者ですから。
注意事項!宅配の給料形態は特殊かも知れません
普通の会社であれば末締めの25日払いであったり、早いところだと15日締めの当月25日払いがありますが、軽貨物の業者はどうかというと基本的にサイクルが遅いです。
会社によっても違いますが、末締めの翌翌月末のように締めてから2ヶ月後に給料が支払われる事が多いです。
支払いサイクルがかなり遅いので余裕を持っていかないと厳しい資金繰りに
一連の流れを身体に染み込ませる事が重要です
やはり、サラリーマンや他の職場とは違いますし、考え方も若干変える必要があります。畑違いの業務に就く訳ですから、頭も体も慣れさす事が最初は特に重要です。
どうしても初心者の頃は何もかもが初めてなので色んな事に気を使いますし、ストレスも溜まりやすいでしょう。
しかし、宅配業務は一度自分の型を確立してしまえば健康体でありさえすれば生活を支える一生のスキルになります。
見切りを付けるのは1ヶ月では早すぎる
宅配業務は慣れの部分が大きいです。初心者の頃は絶対に配りきれないと感じるような個数も半年位経つと意外に配れるようになったりします。
それは、絶対に配れるようになるとは言い切れませんが、ちょっとしたコツとかで一気に早く配れるようになったりしますので何とも言えない部分ではあります。
しかし、あと数ヵ月頑張ればそれなりに配れるようになってたとしたら非常にもったいない話ですからね。
今の時代、端末やアプリの活用も欠かせません
今と昔では配送方法は同じでも端末やアプリなどを活用して予備作業を少なくすることが出来る時代になりました。
それこそ、ヤフーの地図アプリやGoogleマップ、宅配専用のアプリなどもありますから、より正確な情報が得られる時代になりました。
このような時代の流れがあるので昔よりは初心者でも配りやすい環境は整ってきたと言えるでしょう。
昔の宅配業者はどうやって配っていたの?
今のようにインターネットがない時代には伝票からゼンリンの地図をコピーしてマーカーで今日行くところのチェックをしてそれが終わって始めて出発してました。。実にアナログでしたね。
今はアプリに登録すればある程度配れるので時間が短縮出来るようになってます。
アナログの時代には配達地区が旧版の番地だったりすると地図チェックも非常に探すのに時間が掛かったりしましたが、今はアプリに番地を登録すれば簡単に発見出来ますので便利です。
会社から支給される端末もナビ機能も付いています。
あらかじめ今日配達する住所なとが登録されています。地図も内蔵されていますのでどのように回っていくかそれを見れば地図に落とし込まなくても一発で判断出来る訳です。
しかし、端末の難を言えば色んな情報や機能を付けすぎて容量オーバーの感が否めません。配達途中でナビ機能が固まってしまったり、充電の消耗が激しかったりします。カーナビやスマホアプリを連動することで問題を回避出来ます。
やはり、最強なのは自分の「脳内地図」を構築する事かもしれません。分からない場所だけこういったアプリを利用する。そのレベルまで達すれば宅配業務も楽しくなってくるでしょう。
150~200個前後配完出来るようになれば配達自体が面白くなってきます。また、それだけ配れれば収入も上がります。
この仕事の良いところは一度配達スキルが上がれば、ほぼ毎日同じように配達出来るようになるという事です。
まとめ
宅配業務といっても配完数で給料が決まるタイプと日給が固定で決まっている2種類あります。
初心者で不安いう事でしたら最初は日給が固定の宅配業者を選択して、自信が付いてきたら歩合給の宅配に移動するのもアリだと思います。
より稼げる方に行くのは自分の人生をより良く生きるためにも大切です。