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激安中古車は購入して大丈夫なのか?

中古車市場では、相場よりも大分安く売られている車があります。どういった理由で激安で売られているのか紹介していきます。

 

年式が古い

発売された年月が経過すればするほど相場が下がってくるのが一般的です。3年落ちよりも、7年落ちの方が価格は安くなります。10年以上経過した車は激安中古車として売られていても不思議ではないですね。

事故車

過去に事故を起こして修復歴のある車は、オークションで安く売られていますので、販売価格も安くなります。もちろん、外観で事故車とわかるような状態ではなく、普通の中古車と見た目は変わりません。しかし、業者の人が見ればわかります。

 

水没車

過去に川に落ちてしまった。大雨や台風などで浸水してしまった車をさします。普通の雨程度なら問題ないですが、水深がある高さに達すると弱いです。後々不具合が出ることも多いので取引の価格も安くなります。

 

中古車販売店では水没車とは表示されていません。

 

エンジンルームやその周辺に錆びが多い。エンジンルーム周辺は油が沢山使われていますので錆びづらい場所に、大量の錆びがあれば疑った方が良いです。
シートなどにシミが広がっていたら怪しいです。ジュースこぼしなどと違って広範囲にまばらなシミがあるので良く見れば分かります。

 

 

レンタカー経由車

色んな人が乗っていた車なので普通の中古車より、劣化は激しいです。その為に価格は安くなります。判別方法はプライスボードにレンタカー落ちと表示されていますので確認出来ます。※表示が義務化されています。
もちろん、良識のある中古車販売店であれば教えてくれますが、自分でもチェックは出来ます。

 

雹(ヒョウ)害車

気候変動などで空から氷の塊が降る現象ですが、激しい雹が降った場合、車が凹む事も少なくありません。目立つ場所はボンネットや屋根になります。石で凹んだような跡が沢山付きますので、板金して流通しています。

安いのには理由があります。業者は意味もなく安くする事はないと思っていた方が良いです。

 

中古車販売店も買い取りかオークションで仕入れるのがほとんどです。敢えて価値のある中古車を安く売る必要がないです。激安な時点で何かしら問題があると思った方が良いです。

 

色によっても買い取り価格や販売価格に差が出る場合もある

 

高くても買いたいという人が多くいれば相場は安定します。黒や白が車は人気色になりますが、人気がない色だと安くなる傾向にあります。流通は常に需要と供給で価格がある程度決まります。

 

※例外では、1980年代に発売された「AE86」のトレノやレビンなどは、当時、走り屋御用達の車として、通称「ハチロク」は人気でしたが、発売から30年以上経過しているにも関わらず、相場が昔よりも上がっています。古い車種なので流通している台数が少なく「頭文字D」のアニメ人気の影響もあり、需要と供給のバランスが崩れた典型的な車でしょう。

 

いずれにしても、価格だけで飛び付くと痛い目に合うので、なぜ激安なのか?その理由を理解する事でリスク回避になります。

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新車よりも安く買える新古車が流通するカラクリ

新古車はよく店頭に並んでいますが、不思議に思うことはありませんか?

「この車、なんで新車として売らなかったのだろう」

「どういった経由で新古車になったのか?」

知りたくなりますよね。しかし、この自動車販売業界のこんなカラクリがあったのです。

 

新古車とは

新車登録は済んでいますが、販売されなかった車を新古車と言います。販売店では「未使用車」と言われています。

 

未使用車が出回る業界の裏事情

 

未使用車が出回る一番大きな理由は「新車ディーラーの販売実績数」を確保するためと言われています。

 

なぜ、ディーラーは販売実績数を確保する必要があるのか?

 

メーカーはディーラーに対し販売実績数に応じて販売奨励金という報償金を受け取っています。

1台につきマージンが決まっていて販売台数に応じてマージンが増える仕組みになっています。

 

台数×報償金

 

になりますが、販売台数が増えれば増えるほど、報償金も増える仕組みになっているため、報償金欲しさに自社で購入する場合がある。

 

1台5万円の報償金とした場合

 

100台販売すれば1台あたり7万円になると言われています。

 

それだけ多く販売すれば、1台の報償金が上がるので、実際に95台販売した場合、残りの5台は自社で買ってしまおうと考えるわけです。

 

その自社で買った5台を新古車として安く売っても、ディーラーとしての得られる利益は多くなります。こういった裏事情が新古車が出回る一番多い理由です。

 

販売実績数にこだわるメーカーが未使用を大量生産

 

本来、新車登録というのは、買い手が付いてからになるのですが、新車登録した時点で販売実績数に加算できる訳です。

大手自動車メーカーが良く使う手法で、販売実績数NO,1というものに凄くこだわります。
人気のあるイメージを作るためにやっている場合もあります。

あとは、新車を予約したお客様がキャンセルした場合も新古車になります。こういった色々な事情が、未使用車専門店が出来る程、流通している理由になります。

 

新古車を購入するメリット
・車両価格は安くなる
・納車までの期間は短い
・車検も通してあり、初回の重量税も掛からない

 

新古車を選ぶデメリット諸経費は中古車販売店により違うので総額で判断する必要がある。※各販売店で決める事が出来る為一番注意すべき部分です。

・車検を通してどれくらい経ったかによりますが、次の車検の時期が短くなります。

・中古車扱いなので新車のように、ボディーカラーやオプションの選択は出来ません。

 

新古車は諸経費に注意しよう!

 

※新車よりも総額が高くなる場合があります。

 

まとめ

一見、新古車が安く手に入るようなイメージがありますが、販売店によって諸経費はマチマチである事が多いです。実は損してた!なんて事がないように、

新車であれば、割引やオプションなどで総額いくらになるのか、新古車であれば、諸経費含めて総額いくらになるのか?

新車と新古車の諸経費含めた総額で判断しましょう。間違っても車両価格だけで決めない事が重要です。