どこかの惑星に地球と同じような人間が快適に過ごせる星は存在するのでしょうか?
太陽のような恒星との距離
恒星との距離が近すぎると惑星が灼熱であり、水が全て蒸発している可能性が高いので恒星との距離が非常に重要になってきます。
居住可能な惑星「ハビタブルゾーン」とは
生命居住可能領域「ハビタブルゾーン」表面に液体の水を持つことが出来る恒星からの距離や軌道の範囲のこと。
恒星との距離が近すぎず、遠すぎない、太陽系で言えば我々が住んでる地球ということになります。人が居住するには酸素や水が存在していることが最も重要になります。
磁気圏はあるのか?大気の成分。恒星の放射線量など…ハビタブルゾーンでなければ人が住む事が出来ませんのでまずは、居住可能な恒星との距離という事を中心に居住可能か探っていきたいと思います。
ケプラー62e
NASAは他の恒星を周回する地球規模の惑星発見するために、ケプラーと呼ぶ宇宙観測機を打ち上げました。ケプラー探査機は地球から1200光年離れたケプラー62系の惑星を発見しました。
ケプラー62eは太陽系外惑星ですが、
地球の1.6倍の大きさがあり、
非常に曇った空と暖かく湿気の多い大気が両極圏にまで達している
と仮説を立てています。
ケプラー62f
ケプラー62eの近くに存在し、ケプラー62惑星の中でケプラー62eと62fの2つだけが居住可能とされています。地表面が水で覆われている可能性が高く恒星を1周回るのに267日です。この2つの惑星は大部分が水なので水中に住む非常に高度な生物が存在する可能性があると考えられています。
ケプラー186f
第2の地球と呼ばれていて地球の10%程度大きい惑星です。ケプラー186fは、表面に水を液体として保つことが出来る大気を持っている可能性が高いですが、太陽よりも温度の低い恒星を周回しているので実際に人が住むには寒すぎるかもしれません。
koi 7711.01
1700光年離れている惑星で地球よりも30%程度大きい惑星で地球の双子とも呼ばれています。太陽のような恒星を周回しています。この惑星が恒星から受けとる光やエネルギーは地球と良く似ていると言われています。
しかし、現時点ではこの惑星の大気がどのようなもので出来ているのか分かっていません。今後の調査で大気の成分も地球と似ていれば期待出来るかもしれません。
ケプラー22b
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地球の2.4倍の大きさを持つ惑星で太陽のような恒星を周回しています。この惑星の気温は22℃前後の人が住むにはちょうど良い暖かい気候であるとされています。現在調査中ですが曇った大気に覆われているという仮説を立てています。しかし、地球の2倍以上の大きさであることや岩石が非常に多い核を持っている可能性があることから人間の居住候補として疑問を抱いています。
グリーゼ581g
2010年9月に発見されました。地球から20光年しか離れていません。ケプラー22bよりも人や生命体が存続するのに適していると考えられています。恒星に面しているので反対側は日が当たらないですが、日の当たる方はずーっと光を浴び続ける惑星です。しかし、科学者はその惑星の存在自体を疑問視されています。
ロス182b
地球から11光年しか離れていません。2017年に発見されロス182bの表面温度が地球に近いことに科学者は興奮しました。ここの恒星は太陽よりも放射線を浴びせない特徴があります。
しかし、ロス182bは恒星から近い所を周回しているため地球よりも38%多い放射線を浴びています。しかし、一部の研究者によると高い高度で雲を形成することで宇宙に放射線を反射し温室効果を防いでいると唱えていて現在進行で調査が行われています。
プロキシマ・ケンタウリb
プロキシマ・ケンタウリbは地球からたった4光年しか離れていません。大きさは地球の1.3倍あり、地球に最も近い温度であることから人類が快適に過ごせる惑星と言えるでしょう。
プロキシマという恒星の一番近いところを周回していますが、プロキシマケンタウリは太陽よりも強力で多くのフレアを放出していますので地球よりも多くの放射線を浴び人間が居住出来ない可能性があります。
プロキシマケンタウリという恒星は太陽と似ている恒星です。地球と同じ温度であることから液体の水を維持するのに適しています。
トラピスト1e
40光年離れた場所にトラピスト1惑星系があり、7つの惑星は全て地球とほぼ同じ大きさであり、居住可能とされています。太陽のような恒星を周回しています。その中でもトラピスト1eはそれらの惑星の中間に位置していて最も人類が住みやすいとされています。
これらの惑星は主に岩石を主体としているという事です。トラピスト1bとトラピスト1cが水素を主体とした大気を持っている可能性が低いと発見したことから水が存在している可能性が高いということです。特に太陽を中心とした太陽系に似ている為、期待されています。しかし、その大気が何なのかは現時点ではわかっていませんが、調査が続けられています。