回避性人格障害の治し方と原因

回避性パーソナリティー障害はその名の通り、回避行動をしてしまいます、人間に対して。つまり、人間アレルギーです。

 

・人前に出るのが嫌だ
・人見知りしてしまう
・いつもびくびくしてしまう
・他人にが自分事をどう思うか気になってしまいます
・責任ある立場を絶対に拒否する
・危険に対して過度に防御してしまう
・絶対大丈夫と確証がない限り回避する

 

絶対大丈夫と言う人間関係のみ生き生きします

 

回避性パーソナリティー障害というのは、人から否定されたり、嫌われたり、文句を言われたり、最近の用語ではディスられたりと言ったことに強い恐怖を感じます

ですので、のびのび出来るのは家族内またはごく一部の人間関係に限られます。

 

絶対に自分が傷付けられないという状況でないとのびのび出来ない

傷付けられないというのは自分の心に対しての意味になります。何かが批判されるかもしれないなど不確定な要素でも回避行動を取ります。根本的にあるのが、人間関係に対する漠然とした不安や不信感である。


 

不安障害などは親から50%の確率で遺伝するという

回避性パーソナリティー障害や不安障害など、漠然とした不安や人間不信などは親から遺伝するそうです。こういった障害を持つ親も人間関係に不信感を抱いている場合が多く、親に相談しても、こういった障害を改善することは難しい。

 

根本的にあるのは自分に対する自信のなさ

 

回避性人格障害は自分で意識して改善していこうと思えば少しずつ良くなる障害です。社会に出れば否定されたりすることを恐れていては生きていけないでしょう。「このままではいけないな」自分で気付き、改善しようと意識し、具体的に行動することで少しずつですが症状は軽くなります。

 

回避性パーソナリティー障害と仕事

 

コツコツ仕事をやっていくので真面目な印象を与えることが少なくありません。上司からの信頼も厚いでしょう。

 

ただし、責任ある仕事を逃げ回るようではキャリアアップは難しくなってしまう。

人間関係の複雑な業種や激しく色んな人に接触する仕事は避けたほうが無難です。

自分の性質を理解した上での職選び・業種選びは最も重要になるでしょう。

仕事に自信が付けば、自然と症状は改善されることがあるので焦らず慣れていきましょう。

 

回避性パーソナリティー障害と結婚

自信のなさを自覚し改善に向かえば、何も問題はありませんので特に心配はいらないでしょう。しかし、自覚がないと自分から積極的に行動を起こすことが不得手なので恋愛や結婚も難しくなってしまいます。

 

 

どのように改善していけば良いのか?

 

あなたの「自信のなさ」が不安や回避行動の根本的原因であるならば、あなたの自信にアプローチをかけるのが最も有効です。自信が持てるように思考や行動を少しずつ変える努力をしましょう

 

自信のある堂々とした知人、友人を参考にさせてもらう方法

あくまでも、ひとつの方法ですが、自信がある人ほど、批判や非難に対して耐性があります。耐性というより、気にしていない場合が多いです。

 

自信のない人ほど自分の殻に閉じ籠りがちですが、自信のある人の行動と自分の行動を冷静に比べてみましょう。同じような状況下でも驚くほどの違いが見つけられるでしょう。

 

自信というものは三日三晩で身に付けられるものではありません

小さい自信の積み重ねがやがて自分自身の大きな信頼に繋がります。

 

実は回避行動というのは自信を付ける絶好の機会を自ら失わせている様なものです。

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皮肉な話ですが、あなたが最も苦手とする事が、一番、自信を付ける事が出来る唯一の方法だったりします。

 

自信はすぐに育ちませんから、徐々にで良いので自信を持てるような行動を取っていきましょう。今までのように逃げ回っていたらいつまでたっても改善されません。

 

類は友を呼ぶとは

周りを見てみればわかるのですが、自信のある人は自信のある友人がよってきますし、

自信のない人は同じようなタイプと友人のなりやすいです。人は似たような思考や行動を取る人と友達になりやすいですし、引き寄せます。

 

 

回避性パーソナリティー障害は甘えでもある

 

元々、資質として持っている場合も含め、回避行動が現実から逃げているとも言えます。自分が試されるような場面になると逃げ回るなんて甘えとしか言いようがありません。

実際に、子供の頃人見知りが激しく、ビクビクしていたような子が大人になったらそんな事、微塵も感じないような堂々とした大人になったなんて話、吐いて捨てるほどあります。

 

自信は日々の積み重ねで付けていく

 

なかなか自信が付かないという人は自分で自分のハードルを上げすぎてる可能性が高いです。

 

大それた事をしないと自信が持てない(自分を認めない)事をしていませんか。

そんなにハードル上げたら自分が可愛そうだし、誰も自信なんて付けられないです。

 

ハードルは出来るだけ低くする事が大事です。ちょっとしたことで自信を付けられる工夫をしましょう。完璧主義や理想が高過ぎるから自信が付かないんです。

 

自信が付かない一番の問題

自信が付かない人は人の目を気にしすぎる傾向にあります。自信というのは自分の内面であり、他人は一切関係ありません。人の目を気にするから考え方がブレて自分のハードルを上げてしまうのです。

 

あなたが自信を付けるのに邪魔な3大悪

完璧主義・理想が高い・人の目を気にする

 

完璧主義なんてカッコ良く聞こえますが、自信を付けたいなら百害あって一利なしな言葉です。

 

余談ですが、完璧な人間を目指すと精神的な病に掛かりやすいそうです。仕事で完璧を目指すのではなく、「完璧な人間」ですからね。

 

何をもって完璧か分かりませんが、目標が漠然とし過ぎて良くわかりません。完璧な人間を目指す事自体が、その人の自信のなさを表しているのかも知れませんし、周囲の注目を浴びる事が目的だったのかもしれません。

 

いずれにしても、無駄にハードルを上げ過ぎだと思います。
これを目指した時点で病は発症していたかもしれません。

 

人生を有意義に生きたいなら自分に甘えてはいけない

 

なんでもかんでも、障害、障害って、最近の風潮には危機を感じますね。ただの甘やかしです。社会に出れば、それはストレスにさらされる事もあるし、
口論をすることもある。そもそもノンストレスで社会生活を送る事は不可能です。

 

自信がなければ、少しずつ自信を付けていけば良いですし、自信が付いてくれば、人の目なんか気にならなくなるものです。

 

現実を直視して逃げなければ自信は自然と付いていくものなのに、社会全体が敢えて逃げ場所を与えて自信を得る機会を損失させている。

 

このような風潮が蔓延すると、どんどん日本全体のメンタルが
弱体化していって戦う意欲さえ失ってしまうのではないか。。
とさえ思ってしまいます。