自分の事を自分で決められない人の特徴

世の中には自分の事を自分で決められない人がいます。なぜ、このような思考に陥るのか順を追って解明していこうと思います。

 

自分の事を決める自信がない

 

自分の事を自分で決めるのは当たり前の事ですが、それはしっかりと自信を積み重ねないと出来ることではありません。通常、成長過程で自信が育ってくるものですが、何らかの要因で自然な成長が阻害されていた可能性が高いです。要因はいくつか考えられます。

 

支配的な親に育てられた

 

幼少期からの成長過程において最も影響を受けるのが親であり、親が支配的な思考を持った性格であった場合、その子供は自然な精神成長を育てる事が出来ません。このような親は自分の都合の良いように扱う事が思考の軸となっており、子供の主義主張は一切認めません。このような親のもとで育った子は親のロボットのようであり、自分で考え行動出来なくなる。

 

身近に支配的な人物がいた

親よりも実害は和らぎますが、影響度はその人物との距離感で変わってきます。この支配的な人の接触が多ければ影響が強いですし、たまに会うレベルであれば影響は弱くなります。

 

自分を酷く拒絶された経験を持つ

 

 

やはり、幼少期や成長段階において他人に拒絶された経験は、その後トラウマとして心に傷が残っていて、なかなか自分に自信が持てないという事に繋がっている可能性があります。これを自分で自覚するには過去を冷静に振り返り、自分の心の声を素直に耳を傾けることで、本当に傷ついた出来事が思い出されるでしょう。

 

無意識の中で傷ついた自分を無理やり忘れようとすると、それが潜在意識の中でより大きくなります。傷ついた事柄をあえて明確にすることで、そのときは嫌な感情を思い出しますが、その後は自分の気持ちが落ち着いて、本当の意味で忘れていくことはよくあることです。


 

自分の意見をすべてマウンティングされる

勇気を振り絞って言った事が原因であらぬ方向に展開したり、いじめを受けたり、無視されたりといった、自分の言動で失敗した経験があると、自分が話すどんな内容であっても周囲に受け入れてもらえる自信を失ってしまう事があります。

 

自分の友人が狡猾である

意外にも人生において友人の影響は大きいです。レベルの低い人に多いですが自分の成功に力を注ぐのであれば良いですが、人が失敗する事に生き甲斐を感じる人がいます。

あなたのやることに批判しているのではなくて、単に自分にとって都合が悪いから批判していることもありえます。

 

自分の事を決められない根本的要因は

自分の事を自分で決めるには、ある種の責任が生まれます。自分に自信が育っていないとその責任と失敗に対するリスクに耐えられません。ですので、何とか人に決めてもらおうとするのです。これによって自信を付けるきっかけをまた失うというルーティンです。

 

自分の事を自分で決めるには自信は不可欠

 

自信がなければ自分で決められない事は前述しましたが、意外にも決断というのは失敗するかもしれないという不安と戦わないと自分で自分の事を決められないです。そして、不安と戦うには自信という武器が必要になります。

 

本当の自信持つには何より本人の勇気が必要

スポンサーリンク

小さな事でも他人に決めてもらおうとするのは、もちろん環境(親族、近しい人物)の影響は大いにありますが、本人にも原因があります。それは、他人に決めてもらうことで責任を逃れようとしているからです。依頼心が強く甘えている事を自覚する事です。人生は決断の連続です、その甘い考えでは自分の人生を謳歌することは出来ません。

 

自信を持つにはどうしたら良いのか

 

これは非常に勘違いしやすいですが、何か大きな成功をしないと自信は付かないのではないか?という考え方。ほんとに多くの方が間違えている部分です。自信というのは潜在意識に存在し、それを意志の力でコントロールするのは難しいです。自信は一発逆転のように、急に自信が付いたり、失ったりするものではありません。ほんの小さな成功体験の積み重ねによって自信は育っていくものなので、普段の生活でも充分に育ちますし、むしろ劇的な成功体験は必要ないです。積み重ねによって大きな自信になっていくので、普段の意識を変えることで自信を持つ事が出来ます。

 

依頼心の強さは失敗に対する恐れ

 

誰しも失敗する事は嫌な事です。しかし、人によって受け取り方は様々です。失敗してもその時こそ落ち込みますが、すぐに新たなチャレンジを試みる人もいれば、1つの失敗をまるで悲劇の主人公のように捉え、チャレンジをすることすら諦めてしまう人もいます。

 

批判に対して敏感過ぎる

自分のやった事や言った事に対して他人からちょっと批判されると、自分のやる事に自信を持てなくなってしまう人です。

 

人の批判というのは、その人の主観であり、あなたの状況や考えまでは見えていないのに批判している場合が多いものです。

 

特に現在のようなSNSなどネットで批判する人は、1つの場面を切り取って批判しているに過ぎないのです。それを気にしても仕方ないのですが、いつまでも気にしてしまいます。世の中には全体を通して見れば真っ当であったとしても、1部分だけを切り取るとひどいことのように思えてしまうことも少なくありません。

 

マスメディアによる報道も全てではありませんが、このように切り取って報道されることも少なくありません。放送時間の制約もあるのでしょうが、悪意があるような切り取り方がないとは言えません。これが最近問題になっている情報操作と言われるものです。これが個人で行われることも少なくないことを覚えておきましょう。

 

もともと人はネガティブに流されやすい

 

ある企業での研究では、ポジティブな内容よりもネガティブな内容に反応が多い事が分かっています。人はネガティブな方に意識が引っ張られる生き物なのです。しかし、すべてを否定的・ネガティブ思考で生活すると非常に生きにくく感じるでしょう。

ポジティブな人はネガティブに流されやすい性質を逆行しているわけですから、非常にメンタルが強いといえるでしょう。

 

自分の人生を歩み、自分自身を取り戻すには

今までのあなたは環境が悪かったかもしれません。しかし、環境が悪かったら自分自身の人生を自信を持って歩めないのかといえば、そんなことはありません。今までの自分の弱さを認め克服しようとすればいつでも変わることが出来ます。

 

自信のあるなしは実は環境など外的要因よりも、自分自身の意識にあることを自覚することが大事なんです。そのことを意識しながら自分のことは自分で責任を持つように生活していけば、自分の中で自信がついたことを実感できる日が必ず訪れるでしょう。